アラサーちゃん

奴らを高く吊るせ!のアラサーちゃんのレビュー・感想・評価

奴らを高く吊るせ!(1968年製作の映画)
3.3
🎦
「奴らを高く吊るせ」
元保安官のクーパーは、ある日、盗まれたものと知らずに牛を輸送していたところを牛泥棒を追っていたウィルソンの集団に囲まれてしまう。釈明するクーパーに聞く耳を持たないウィルソンは、彼を縛り首にするも、通りがかった保安官のブリスに命を拾われる。彼が護送された町は、縛り首の好きなフェントン判事がすべての法を取り仕切る町だった。クーパーは冤罪を認められ、判事から保安官になるよう誘われる。そして彼は自身を殺しかけた9人の男たちを探し出し、法の裁きにかけることを胸に誓うのだった。1968年、米。

何かと西部劇のリメイクでざわついている時にコレです。「荒野の用心棒」あたりより渋さの増したクリント・イーストウッドがなんともまぁ魅力的。

タイトルの意味がセンスよくてにやける。序盤、ストーリーの導入として木に吊るされるイーストウッド。
そしてその復讐劇として、法で裁く≒吊るし上げる、という。にやりとしてしまう。

オープニングめっちゃセンスあって好み!
ストーリーも申し分なく面白いんだけど、せっかく西部劇なので見せどころはやっぱり白昼堂々の撃ち合いシーンであってほしいわけよ。
それ前半で見尽くして、見せ場がまさかのスリラー仕様というのがなんとも残念に思えます。