超空間コベ

東京行進曲の超空間コベのレビュー・感想・評価

東京行進曲(1929年製作の映画)
4.0
当時の格差社会が、実に
解り易く描かれている。
切ない悲恋譚も、サイレント
30分作品となると少々淡白だが
何とも言えない美しさを感じる。

理由あって芸奴に身をやつした
ヒロイン・道代に、
実の娘だと知らずとは言え、
肉体関係を迫る男。☆(笑)
(←これ、サイレント上映当時、
弁士の方はどう表現していた
のかな?)

本来はトーキーとして上映する
予定だったとか。
『マダムと女房』(1931)に先じて
国産初のトーキー映画となった
かも知れないのだね。

佐藤千夜子の『東京行進曲』は
昔カラオケで歌った事あるけど、
当然の様に誰も知らなかった。(笑)
関東大震災から6年後の東京を
揚々と歌い上げた名曲。♪
超空間コベ

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