AIDSが「ゲイ特有の不治の病」として扱われていた時代に、AIDSと政府と、社会と闘う男性たちのお話。AIDSのこともゲイ・コミュニティのことも何も知らない自分が恥ずかしいです・・・。
愛する人や友人を次々とAIDSによって失って行く中で、闘うことを恐れない主人公がどんどん空回りし、仲間割れまでしてしまう。そんな姿は痛々しいけれど、彼もまた戦士なんだよな、と。
調べて見たら一部リアルにゲイの方々もいらっしゃるようで、凄く映画自体もリアルでした( •́ .̫ •̀ )！俳優陣の愛する人を失い絶望する姿、泣き崩れる姿、どれもスッと感情移入して観てるこっちも苦しくなりました😔ラストシーンは大号泣、ジュリアロバーツの微笑みに、彼らの愛の形に涙が止まりませんでした。
AIDSの恐ろしさ以上に、世界には色々な愛の形があるんだ、ということを改めて感じた映画。私は、同性愛者ではないし、周りにもそういう方はいないけれど、性別関係なく「愛する人」でくくってしまえば誰にでも愛する人は存在する。その人がもし不治の病にかかり、政府がそれを援助せずに放置していたら。私も主人公のように痛々しくなってしまいそうです。
良い映画を観ました。
