青二歳

花折りの青二歳のレビュー・感想・評価

花折り(1968年製作の映画)
4.8
新年あけましておめでとうございます。今年も拙文駄文でのお目汚しご容赦願います。遅くなりましたが新年には明るくほがらかな作品をmarkしたいなと“花折り”を。
川本喜八郎が作家として自主制作で作った初めての作品。狂言の“花折り”をパペットでアニメーション化。なんでコミカルで愛らしい作品。
能狂言はミニマムな舞台芸術なので、観客に身振り台詞で想像力を委ねるところを、台詞を削り丁寧で美しい美術とパペットのマイムで表現されているのがたいへん面白い。狂言でも観たことがある方は、喜八郎のイマジネーションになお驚嘆すること間違いなしかと。演者にもよるでしょうが、自分が観たものはもう少しハッキリとしたメリハリのある笑いでした。それが喜八郎の手にかかればこの通りなんとも言い難い愛らしさが加わるという…♡
青二歳

青二歳