試写会にて鑑賞。全体的には「やりたいことは解るんだけど、ちょっと届かなかったかなあ〜」という印象。映画の冒頭の掴みからやや散漫でノっていけないし、徐々に明らかになるカラクリも、筋書きとしては悪くないはずなのに、なんだか鮮やかさに欠ける気が。あと細かい事だけど、１日を描くストーリーの割に時間の経過がはっきりしないのが勿体無い。字幕を入れるとか、何か説明があると最後のオチも締まるのにと思いました。
キャストについて。松坂戸田のお二人は良かったです。特に戸田さんは達者な人なんだなーと感心しました。ただ、明らかに使い切れてない役者さんが何人もいたのが残念。メインぽいところにいるユースケ氏でさえ、俳優としては大好きなのに、今回はなんだかぷっすまの司会みたいでした(^_^;)
風俗巡りのシーンとか、あまり必要を感じない箇所をバンバン切って、もっとテンポアップし、キャストも絞り込む。１時間40分位が妥当な尺ではないでしょうか。カメラワークが単調なのも気になったなー。
寺島さんや里見さんの見せ場、心温まる感じで良かったですが、個人的には古沢さんならではのエッジの立ち方がイマイチ感じられない脚本なのが、ちょっと残念。観終わった直後に残るのは、ひたすら「フジテレビっぽい映画だったなあ〜」という思いだけでしたね…(^◇^;
