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ビリギャルのおーつのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
4.5
慶応に受かるというサクセスストーリーではなく、それによって家族の絆が復活する感動ドラマ。
いや〜、てっきりタイトルに話題性があったり有村架純主演だから高校生の間でヒットしたんだと思ってました。

ごめんなさい、やっぱ映画は観てから判断すべきですね笑
めちゃめちゃ良い話じゃないか!

塾の先生は最近はクイズ番組の解説者として出るなど有名になりましたが、
この映画で塾の先生より素晴らしいのは主人公の母親を演じてる吉田羊!!
ドラマとかCMで良く見るな〜程度だったので、ちゃんと出演してる作品を観るのはほとんど初めて。
もう素晴らしい母親で、吉田羊も上手く演じているためもう泣かされました。

「あんな先生に会えたらな〜」っていう感想多いですが、
私はそこよりも
『母親はなぜ受かりそうもない娘のために、借金してまで娘を塾に行かせるのか?』
これがこの映画の重要な部分ではないでしょうか?

それと対照的に描かれるのが、ビリギャルの「弟」。
彼女が慶応を目指すよりずっと前から父親に「プロ野球選手になれ」と言われ毎日練習の日々。
最初は試合で優勝したり、推薦で高校に入るのだが、
結果的には心が潰れてしまう。

「じゃあ野球の練習してきたのは無駄だったの?」

という部分で本作のテーマと繋がってくるわけです。

最後に
なぜこれがサクセスストーリーじゃないのか?
結果は慶応に受かりますが、
そこを薄くして、家族ドラマを濃くすることで

結果ではなく、そこに向かって進んで行くことの重要さを示しているからではないでしょうか。