ストーリーはお分かりのとおりでございます。
そして結末もお分かりの通り、慶應義塾大学に合格します！
ですが、それまでのストーリー、なぜ慶応を目指したのか、そしてなんでここまで頑張れたのかっていうのが描かれているのですが・・・
受験生を最近卒業した年頃の私にとっては
(1)受験生の頃を思い出して、受験生の頃に坪田先生みたいな先生に出会いたかったという思いと
(2)私が母親になったら、子どもにこうしてあげたいなぁっていう思い
で鑑賞していました。
大学生になった今、一応授業の課題はこなしていますが、なかなか勉強するモチベーションって上がらないし、維持できない。
私は完全に受験生の頃はつめこみ学習タイプだった。
分かる楽しさを教えてくれる先生ってなかなかいないし、勉強したいって思わせてくれる先生ってやっぱりなかなかいない。
映画で描かれている父と息子は、順風満帆だったけど息子の一つの挫折をきっかけにもろく崩れていきます。
やっぱり与えられた物をこなすだけだとダメで、自分から何かしたいっていう意志がないとだめですね。
そして、学校の先生、おいおい！！って思うけど、実際こういう授業も受けずに何しにきているんだ？って思うのは当然のこと。
先生だって人間。
生徒に対する言い方は確かに悪い、だけど学校は本当にいろんな生徒がいるし、勉強だけじゃない部分にも教育していかなければならないから、本当に大変だなって思っちゃった。
母親も、塾で頑張る娘が学校で寝ていて怒られるシーンでも、「じゃあいつ寝ればいいんですか？」なんて、本末転倒なことを言い始めるし・・・
学校からすれば、この母親はモンスターだな。
捉え方は色々だと思いますが、受験勉強で頑張る娘の姿に家族も周りの友達たちも変わっていく、人を変えるのは人で、自分で感じることが大切なんですよね。
最近勉強のモチベーション下がり気味だったけど、資格勉強頑張ろうかな！
きっと、褒められることって悪い気分しないし。
中高生向きなんて思っていたけど、そんなことなくて、親世代にも見てもらいたい映画です。
子供への言葉かけ一つで子供は変われます。
期待が低かった分もあって、見てよかった映画の一つになりました。
ストーリー 5
演出 5
音楽 4
印象 4
独創性 4
関心度 5
総合 4.5
