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ビリギャルのpirokoのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
4.5
ビリギャルの映画、なめてた。

軽い気持ちで観始めた自分を悔いた。

心がヒリヒリ、頭がガンガンするぐらい
泣いて、元気をもらった。

悔しかった過去、進めない不甲斐なさ、
応援してくれる人達の顔、顔、顔、
応援に応えられない自分と向き合う辛さ、
それを乗り越えて見える世界の尊さ。

顔もぼろぼろになるぐらい、
受験だけの話じゃない、
今の仕事の意味とリンクして
チャレンジして見たい未来に向かって
本当に真剣になった時に
他の人も見る目が変わってゆくこと。
恥ずかしいとか感じているうちは
本気になっていないこと。
親とのぎこちなさのシーンも絶妙で、
すごく重なる。
意図せずねじれてしまう
愛情ゆえの不器用なコミュニケーション。
坪田先生の素晴らしさ。。

偽善だとか正論だとか、横から口を出してくる人に構ってる場合じゃなくて、
ただ真正面から立ち向かって、
自分の本分と意思を貫こうと思えたから、
この映画には感謝でいっぱい。

どんなに高い理想だって、
そこに向かって突き進めることって
とても有難くて楽しくて最高だ。

このぐらい熱いキモチ、思い出せた。
最近擦り減って勇気が足りなかったけど、
まだ私の中にも残っていたみたい。

やっぱり目の前の笑顔が見たくて、
どうしても希望を持って生きて欲しくて、
ずっと、この仕事をしている。
人の人生を変える仕事って、聖職だ。
でも、毎日命懸けだ。

応援や芸術からエネルギーをもらえる動物は人間しかいない。
そういう意味でやっぱり人間は凄い。

また、ちゃんと私らしく歩き出そう!と。
そう思えたから《感謝の高スコア》。
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