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ミス・シェパードをお手本にのyakkoのレビュー・感想・評価

3.0
ロンドンのカムデン、ベネットがここに家を買うずっと前から、ミス・シェパードはこの通りで暮らしていた。住人たちは彼女に親切に声をかけたり食べ物を差し入れたりするが、お礼を言うどころか悪態をつくばかり。やがて、路上駐車をとがめられ追い立てられる日が来たとき、ベネットはひとまずうちの駐車場に車を入れてはと親切心から彼女に提案してしまった。
ほんの一時避難のつもりがそれから15年の歳月が流れ・・・ミス・シェパードはあいかわらずベネット宅の駐車場で自由気ままに暮らしている。
彼女の過去は謎だがやがて真実が明らかになるときが……。

マギー・スミス流石の演技ですね。ストーリーは単調で長く感じましたが。
べネットの語りが多くてそう感じたのかも…あっ、この小説風なカンジはもしや実話か?と途中で思ったらやはりそうでした。

この邦題はギャップがありすぎて最初はストーリーがなかなか入ってきませんでした?。原題で良かったのに。
人間の心は脆い。支えになるものを失うと心のバランスが崩れてしまうもの。
何だかんだでべネットも変わり者だから長年付き合えたのだろうな。
(分身はどっちがどっちか分からなくてあの表現法は嫌いでした)

でもこれ、美談なのかな?どうとらえて良いか私には正直分からない。
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