てるる

ミス・シェパードをお手本にのてるるのレビュー・感想・評価

2.8
アラン・ベネットとかいう劇作家が体験したミス・シェパードとの奇妙な交流を描いた実話。
アラン自身が脚本も務めたらしい。

幸せなひとりぼっちみたいに、ガンコで偏屈な老人が周りとの交流で心開いていくのかと思いきや、最後までド偏屈やんけ!

イギリスらしいシニカルな笑いと人間模様がこれでもかと詰め込まれてて、好きな人は好きなんだろうけど、どこに面白さを感じればいいか全く分からなかったよ…。

心が狭い僕はこんな老人が近所を徘徊してたら嫌だなと思ってた気がする…。

色々明かされるシェパード婆さんの過去も、衝撃というよりもよく分からんという感じ。

このタイトルもしっくりこないけど、周りからどう思われようが自分を貫き通せってことかな?
だからラストでアランの性癖やら2つの心が1つになったとか?
そのあたりは最初から示唆されまくりで驚くようなことでもない。

そもそもそんなシェパード婆さんが全然幸せそうじゃないし、あれお手本にしたら世の中老害だらけになるわい!
てるる

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