かめさわ

ミス・シェパードをお手本にのかめさわのレビュー・感想・評価

3.5
"自分を物語にするのではない
物語に自分を見出すのだ"


作家のアランの人生と、
余生わずかなシェパードの最期までが
偶然重なって生まれた話
時間軸の違う人生の重なりは、
残された人にとって、
良くも悪くも彩りを与えるな


多分こんなことがあたしの周りにもたくさんある
友達の子供だったり仕事場の再雇用の人だったり
時間のずれた、誰かの人生が
あたしの人生を鮮やかにしてくれてるんだろう
比べるんじゃなくて、ありのまま見つめること
偏ってたらきっとミス・シェパードとは
出会えなかったからね
そんな事をコメディ含めて教えてくれた物語だった

語り手の視点も面白くて
この視点から毎日を見てみようとおもった