ミス・シェパードをお手本にの作品情報・感想・評価 - 40ページ目

「ミス・シェパードをお手本に」に投稿された感想・評価

gureco

gurecoの感想・評価

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161216

ロンドン カムデン地区
劇作家 アラン・ベネット
森崎

森崎の感想・評価

3.0
人に歴史あり、とでも言うのかな。
作者が劇作家なだけあって不幸とも傷つけられたともいえるミス・シェパードの一生が面白いものになっている。

かれこれ9年ほど前になりますか、ヨシモト無限大というトークライブで「汚いのとバカどっちが嫌?」という問いがありました。この映画を見て汚いのは本当に無理だと観てるのがしんどくなるほどに偏屈で臭くて汚らしく卑しいのがミス・シェパード。それを演じたマギー・スミスは凄い女優さんですわ…。ちなみに「汚いのは言ったら直るけどバカは治らん」とも一意見としてトークライブで言ってたけど彼女を綺麗にするまでも中々に骨が折れてましたぜ。

そんな彼女の一生は物語のなかへ。そして物語に自分を見出だすんだと自分の中の作家に諭される主人公。街の人々に対してなかなかに鋭い眼を持ちながら自分の人生は退屈すぎるとぼやいた彼も変わり始めるのだ。諦めたり強いられたりするんじゃなく、やっぱり人生は楽しまないとね。
紫式部

紫式部の感想・評価

3.5
マギー・スミスの名演技に魅せられっぱなしの、コミカルでちょっと切ない作品。

いわゆるホームレスとも呼べるべきミス・シェパードの生活は、彼女の人生の秘密が明らかになるにつれ、哀しさと切なさと彼女の誇りだかさに溢れて、町の人々との皮肉とユーモア交えた会話も微笑ましく感じられました。
けろえ

けろえの感想・評価

4.0
マギー・スミスの独壇場。
おかしくてちょっとほろ苦い、人生の物語。
ロンドン、カムデン地区に劇作家のアラン・ベネットが越してくる。近くの路上駐車されている車の中でホームレスの老女マーガレットが暮らしていた。
二人は親しくなり(?)、その後15年に渡りマーガレットはアランの家の敷地内の車中に留まることになる・・・

マギースミスの成りきり演技は見事だが、ああ言えばこう言うで、だんだん腹が立ってきた 笑
日本の舞台では黒柳徹子がマーガレット役をやったそうだが、映画化するなら是非、樹木希林でやって欲しい 笑
「介護とは、下の世話をすることだ」分かっちゃいるけどリアル過ぎますよ~

マーガレットはピアノの大家コルトーの弟子だったという設定だが、これは事実に基づいた話しだという。
ジョディ・フォスターのあの映画(タイトル失念)以来のショパンのピアノ協奏曲第1番が美しく鳴り響いた。
ホームレスのおばあちゃんが、何だかんだ気付いたら15年もとある作家さんの庭に住み続けたという嘘みたいな本当の話です。

この作家さんもおばあちゃんも実在の人物で、この話自体イギリスでは舞台化されてるみたいです。

そのおばあちゃん役がマクゴナガル先生でお馴染みのマギースミスです♪

偏屈ばあさんという言葉がピッタリくる彼女。悪態をつき、人との関わりを避け車で生活をしています。
なぜ彼女がこんな生活をするようになったか?
それには波乱万丈の過去がありました。

おばあちゃんと家主の作家さんとのやりとりをメインに彼女本人や近しい人達の口から悲しい過去が少しずつ明らかになってきます。

予告を見ると、コメディっぽい感じがしますけど、結構重苦しい展開も多かったです。

ラスト近くの彼女の覚悟を決めた表情は素敵でしたね。

最後の暗くならないように配慮したクスリと笑える終わり方は、作家さんならではって感じでした♪

ふらっと見に行ったんですが、なかなか素敵な作品に出会えました(´∀`)
めちゃめちゃ面白い!って訳ではないんだけど、なんかハッピーで楽しい気分になれる映画
コミカルなタッチで飽きることなく軽快に見られた
マギースミスの演技だけでも見る価値あるくらいだと思う
いちいち英国らしいお洒落感が素敵
ラストの舞台っぽいシーンとか昇天のシーンとかもすごく好き
この映画はマギー・スミス演じるミス・シェパードが主人公ではありません。
語り手である劇作家のベネットです。
それがこの映画のミソ。

映画のほとんどがミス・シェパードのことを描く、当たり前だが。
だけど、最後に気付く。
これはミス・シェパードから学びとったベネットの成長物語なのだと。

主人公が二人一役で演じるのも、
ゲイとして、夜な夜な男が家に来るのも、
演劇が「迷いがある」と批評されるのも、
実はその成長の過程を描くための要素!

劇中はミス・シェパードのことしか目に入らないため、目くらましにされるが、
それを気づいた時のこの映画のすごさたるや!

孤独に生きる者同士を面白おかしく描く、
それこそが真にキュンとする物語であることもこの仕掛けによって気付かされる!

そして、何と言っても、
全てがおしゃれで俺好み…。
まず、イギリス贔屓な俺からしたら街並み活かすし、そして、車とか服の配色最高だし、
特にベネットの服装最高…
あの靴下をズボンの上に履くスタイル明日やってみようかな…おっさんだけどファッション可愛すぎだろ…。
感動モノかと思ったら全く違いました

自分を客観的に見てる自分が出てくる演出は面白かった

ラストがコントみたいだった(笑)

このレビューはネタバレを含みます

映画館で視聴

うーん、ちょっと想像していた内容とは違った。
カタルシスが無い。演劇向きな内容と思った。
日本では黒柳徹子が演じたそうで、さぞ面白かっただろうと想像。

話者である劇作家の男性、双子役とかではなく、独り言のシーンで同一人物が同一シーンに存在するように描写されます。

また、ホモ・セクシュアルであることに終盤で気付きました。
これはイギリスの人は序盤からの描写で分かるもんなのかな?
「男性宅に深夜に男性が訪れる」という描写だけではちょっと深読みしても分からなかった。