次郎

神々のたそがれの次郎のレビュー・感想・評価

神々のたそがれ(2013年製作の映画)
4.6
原題『神々はつらい』だけど見る側もつらいよ。とある惑星の文明は中世以下で知識人は虐殺します。人々は湧いて蠢いては次々と殺されて、泥と糞尿と動物の死体はモノクロの向こう側からも匂い立つ。これなんておそロシア?な10年以上もの歳月をかけて作成されたアレクセイ・ゲルマンの遺作は、お尻を出した子劣等賞な人類の愚行と汚さをこれでもかこれでもかと生々しい映像として作り上げた。人間という種なんぞ一皮向けばぬるぬるぐちゃぐちゃの内臓ぽろり、そんな事実をこれ以上ないくらい濃厚に作り上げてしまった、映画作品としての臨界点。