dai

余命90分の男のdaiのレビュー・感想・評価

余命90分の男(2014年製作の映画)
3.3
原題はThe Angriest Man in Brooklyn
意味は「ブルックリンで最も怒っている男」

原題を見なきゃダメだなと改めて。この映画は余命90分と言われたことよりも常に「怒り」ながら生きることの哀れさに焦点を当てたもので、余命90分の件はその生き方を顧みるきっかけでしかない。

敬愛するロビン・ウィリアムズの遺作となった本作は死を前にしてこれまでの生き方を考えることがテーマであり、その後の彼の自殺との因果関係をどうにも気にしながら見てしまった。

ロビン・ウィリアムズ演じるヘンリーが医者の女性に問い、そして答える。
「死期が分かったら何がしたい?」
「幸せを探したい」
「今すればいい」

死を前にして奔走するのではなく、今奔走しよう。何かに。
dai

dai