答え合わせできなくて大丈夫らしいので(監督のお話によれば)、適当に解釈を楽しみたい。
あの演劇シーン、あれがラストだとすると暗転中に湿った頭髪をうねらせたのか、暗転せずに黒子がやったのか、など考えて…
悲劇の当事者ってなんだろう。考えれば考えるほどよくわからん。
大きな災害や事件によって人々の心に生まれる数々のifがイマジネーションとなり、フィクションとなり、主体を何重にも相対化していく。
そ…
熊本の地震がいまだ続く中2014年に制作された311を描いた本作自体が作品中にも登場する予知夢のような、または現実のドッペルゲンガーのようだった。長い廊下をひたすら追跡するシーンやテロ場面、鏡の場面…
>>続きを読む(111分版)
あの構成は、夢(曖昧なフィクション)と現実の境界を揺さぶると言うよりも、映画の中の出来事を積極的にフィクションの中に回収しているように観えた。
この映画そのものが、フィクションを作る…
#Filmarks2016 第1位
震災やテロなどの強大で恐ろしい"現実"を前に、人はもう気楽な"夢"を見れなくなった。それでもなお"夢"の力を信じる篠崎誠は、"白昼夢"という形式を使い"現実"に…
不気味で難しい映画でした。重層の入れ子構造で、不安と恐怖に追いやられました。
東日本大震災を巡る、亡くなった者と生きている者の物語。
社会心理学者の瑛子は、震災の予知夢に興味を持っています。大き…
態度保留
5/12
アナザーバージョン
「あれから」以降3作順番に観ることができなかった不幸を背負いつつ、現時点では本日のが上位となるものの、まだ整理のつかない私は再び観る機会を待つ楽しみを持つ…
怪物作。
長い方のバージョンで観た。
褒め言葉でしかないんだけど、ずーっと「早く終わってほしい」と思っていた。もう僕を弄ぶのはやめてくれ、と。
脳みそを鷲掴みされてブンブン振り回された。強制的に…
©SHINOZAKI Makoto/COMTEG