Masato

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのMasatoのレビュー・感想・評価

5.0
R.I.P. Stan Lee

ジャパンプレミアにて

開いた口が塞がらない。ただ茫然とするしかなかった。
スターウォーズが伝説となり今まで続いてきているように、このアベンジャーズも伝説になっていつか当時劇場で見た人たちが語る日が来る。それくらいの気概を本作で感じ取れた。


↓レビュー解禁


インフィニティウォー

ストーリーはインフィニティストーンを集めて全人類の半分を消滅させ、世界の均衡を保とうと目論むサノスを、アベンジャーズならびにガーディアンズが阻止しようとする話。
シンプルなストーリーではあるが、いままでの10年にわたって蓄積されてきた各キャラのバックグラウンド、すなわち集大成が、いまここに解き放たれようとしている。その力に圧倒されるしかなかった。

インフィニティストーンの現在の居場所は公式サイトにて掲載されているので、見る前に確認しておきましょう。
https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/infinity-stone.html

登場人物が多いが故に、時間配分や映画のバランスが崩れやすいと思う。今作に至ってはAoU以上にキャラも登場区域も増えているので、もはやバランスなど至難の技だと思っていたが、流石ルッソ兄弟。ほぼ完璧なバランスだった。ジョスウェドンとルッソ兄弟は超人なんじゃないか?

個人的にはマーベルの単体作品を3本分+αを見たような感覚。こんなに贅沢でいいのだろうか。ストーリーはひとつだが、キャラクターのグループ分け・役割分担がきっちりしていて、全体像が理解しやすく、分担ごとにアクションの展開・演出が違う。キャラクターの性格を活かした掛け合いもしっかりこなす。

特にガーディアンズの部分ははっきりと違う。これは製作にジェームズガンが参加しているので、彼の手が加わっていると思う。結構バランスブレイカーになりそうなガーディアンズだが、逆にいることによって映画全体のバランスが整っていたように感じる。サノスに関しては、ただの敵ではないことがわかった。これから見方が変わってくるだろう。

ストーリーはかなりシリアスになってくるが、それでも「笑い」を忘れることはなく、上手にコメディ要素を入れてくる。そして、MCUファンなら思わず嗚咽するような苦しい展開が連続して待ち受けている。天才プロデューサーのケヴィン・ファイギが「ヒーロー映画というジャンルからは誰も予想できない驚愕のエンディングが待ち受けている」といっているが、嘘ではない。その予想を超える衝撃が待っている。

キャストに関して、もう他の俳優では考えられないほどに俳優とキャラの一体化が完成されている。だからこそ、この上ない感動が生まれる。

2回目 IMAX
2018.05.03

3回目
2019.04.21

4回目
2023.04.30
何回見ても最高
Masato

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