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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのkatsuのレビュー・感想・評価

3.9
★★映画史上最大の《事件》がやってくる★★

遂にこの瞬間がやってきた!
MCUの1作目「アイアンマン」の誕生から10年、マーベル映画の集大成ともいえる『アベンジャーズ/インフィニティウォー』がいよいよ全世界公開を迎えます!
アイアンマンが、キャプテンアメリカが、スパイダーマンが挑む、心揺さぶる壮大な戦い。
今までのすべては、このときのために……

〈INTRODUCTION〉

6つすべてを手に入れると全宇宙を滅ぼす無限大の力を得られるインフィニティストーン。
その究極の力を秘めた石を狙う最凶にして最悪の敵サノスを倒すため、アイアンマン、キャプテンアメリカ、スパイダーマンら《アベンジャーズ》が集結。
今、人類の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開く。

世界興行収入歴代5位の「アベンジャーズ」、歴代7位の「アベンジャーズ/エイジオブウルトロン」とメガヒットを続ける「アベンジャーズ」シリーズの最新作が完成。
「アイアンマン」から始まったマーベルシネマティックユニバース〈MCU:マーベルスタジオ製作のスーパーヒーロー映画が共有する”世界”とその作品群のこと〉10周年の作品でもあり、これまでの集大成として過去最大規模の撮影が行なわれた。

出演者には空前のオールスターキャストが集結。
アイアンマン役のロバートダウニーJr.をはじめ、クリスエヴァンス、クリスヘムズワース、マークラファロ、スカーレットヨハンソンらアベンジャーズお馴染みのメンバーに加え、高校生ヒーロー、スパイダーマン役のトムホランドや魔術を操るドクターストレンジ役のベネディクトカンバーバッチらが本格的に参入。
史上最凶の敵サノスを「ノーカントリー」のジョシュブローリンが演じる。

監督を務めるのは「シビルウォー/キャプテンアメリカ」でその手腕を高く評価されたアンソニー&ジョールッソ兄弟。
本作の次の「アベンジャーズ」第4弾の監督にも決定している。

〈STORY〉

宇宙にうごめく悪の背後に存在し続けてきた最凶最悪のラスボス・サノスが野望の実現に向けて動き出した。
その野望とは、宇宙に生きる者の半数を亡き者とし、”バランスのとれた宇宙”へと変えること。
そのためにサノスが狙うのがインフィニティストーンだった。

どれかひとつでもあれば、途轍もなく強大なパワーを得ることができるインフィニティストーン。
もしも6つがすべてサノスのものとなれば、”パチン”と指を鳴らすだけで全宇宙の半分の生命を消滅させる無限大の力が彼に与えられ、世界は破滅への道を突き進む。

サノスの野望を食い止めるべく立ち上がったのは、これまで幾度となく人類を危機から救ってきたアベンジャーズ。
個性の違うヒーローたちを集めて作られたチームである彼らは、リーダー的な存在のアイアンマンとキャプテンアメリカの対立を経て、団結力を持つチームではなくなっていた。
だがサノスを倒すためには、彼らが一つになるしかない。
最強チームと最凶の敵。
その対立のときが近づく……

〈7つの注目ポイント〉

❶何人のヒーローが登場する?

→「インフィニティウォー」に登場する主なキャラクターの数は一説には60人ともいわれるが、キャストたちによれば、ヒーローに限っても30人近いキャラクターたちが一堂に会するという。
ソーとガーディアンズオブギャラクシーが出会い、スパイダーマンがドクターストレンジと手を組むなど、初めての顔合わせが様々な場面で実現!

❷最強の敵サノスはどれだけ強い?

→本作の悪役サノスは地球を破壊できるほどの圧倒的パワーを持ち、アベンジャーズ最強の一人ソーさえ子ども扱いするほどの無敵キャラクター。
もし彼が6つのインフィニティストーンを手に入れれば、宇宙の半数を亡き者とするのも容易い。
さらにサノスには”ブラックオーダー”なる部下もいて、彼らもアベンジャーズに匹敵する力の持ち主らしい。

❸活躍するヒーローは誰?

→サノスを倒すためにもっとも必要なものはアベンジャーズの団結。
となれば”シビルウォー”で一度は決別したアイアンマンとキャプテンアメリカの絆の復活が物語のカギを握ることになる。
そのほかに重要人物になりそうなのが”ガーディアンズ”組のガモーラ。
ガモーラはサノスに暗殺者として育てられた養女。
二人の出会いの経緯も明らかになりそうだ。

❹最初の犠牲者はソー?

→ソーやロキが謎めいた巨大宇宙船と出会うところで幕を閉じた「マイティソー バトルロイヤル」。
この巨大船に乗っているのがサノスといわれている。
サノスの狙いは、ロキがアスガルドから持ち出したと思われるインフィニティストーンの一つ。
となれば本作の冒頭ではサノスとソーが激突か。
雷神の力に目覚めたソーでもサノスには敵わないのか⁉︎

❺主戦場となるのはワカンダ?

→「ブラックパンサー」の主人公ティチャラが治める超文明国家ワカンダ。
予告編ではここが本作の主戦場になることが示唆されている。
6つのインフィニティストーンの最後の一つがこの地にあるという説も。
とはいえワカンダはあくまで舞台の一つ。
監督の証言によれば、どのマーベル映画より多くの場所が登場し、各地が戦場と化すらしい。

❻アベンジャーズの新装備とは?

→サノスの脅威に対抗するべく、トニーは新たな装備を開発。
予告編では、アイアンマンやスパイダーマン、ハルクバスターのスーツがいずれも最新鋭のものに進化しているのが見て取れる。
一方のキャプテンアメリカも、ワカンダ製と思われる変形型の新シールドを装着。
これらの新型兵器・装備がどんな活躍を見せるのか注目。

❼登場しないヒーローは誰?

→本作にはマーベルヒーローのほとんどが登場するといわれるが、予告編やポスターにはホークアイとアントマンが登場していない。
二人はアベンジャーズとは別行動をしているようで、本作には登場するとしてもカメオ出演的なものになる模様。
次回作「アベンジャーズ4」まで二人の活躍は持ち越されるようだ。
キャプテンマーベルも「4」に登場予定。

〈最重要アイテム:インフィニティストーン〉

どれかひとつでもあれば強大なパワーを得ることができるというエネルギーの結晶、インフィニティストーン。
ブルー、レッド、パープル、イエロー、グリーン、オレンジ色に輝く6つの結晶はそれぞれが異なるパワーを秘め、サノスが持つ”インフィニティガントレット”〔籠手〕に6つのストーンをはめこむと宇宙を支配できる無限大の力を手に入れるといわれる。
予告編ではサノスの手に既に2つのストーンがはまっているが、アベンジャーズはサノスがストーンを集めるのを阻止できるのか⁉︎

★Tesseract スペースストーン〔ブルー〕
→四次元キューブ型。
空間移動を可能にする。
「アベンジャーズ」でロキが宇宙人種族のチタウリを地球に呼び寄せるのに用いられた。
現在ロキが所有している。

★Aether リアリティストーン〔レッド〕
→他と違い、液状で変幻自在。
あらゆる物質を暗黒物質に変える。
「マイティソー ダークワールド」ではジェーンの体内に入った。
コレクターが所有していたが……?

★Orb パワーストーン〔パープル〕
→星の生物すべてを消滅させる力を秘める。
「ガーディアンズオブギャラクシー」ではこれをスターロードが盗んだことで事件が勃発。
現在は宇宙警察〈ノバ軍〉が管理。

★Chitauri Scepter マインドストーン〔イエロー〕
→人の心を自在に操り、判断能力を惑わせる。
「アベンジャーズ」ではロキが杖として使用し、ホークアイらを洗脳した。
現在ヴィジョンの額に収められている。

★Eye of Agamotto タイムストーン〔グリーン〕
→”アガモットの目”というペンダント型。
使う者に時間を操る力と無限の可能性をもたらし、「ドクターストレンジ」でストレンジが使用。
現在もストレンジが所有。

★⁇⁇⁇ ソウルストーン〔オレンジ〕
→魂を司る。
未だ登場していない最後のストーン。

〈”超人間ドラマ”に注目!〉

素顔は一人の人間であるヒーローたち。
その絆や葛藤が生み出す”超人間ドラマ”こそ本作の最大の見どころ。
特にこの7組の関係性に注目!

♠︎戦友♠︎
アイアンマンとキャプテンアメリカ

トニーの父ハワードが大戦中のキャップの盟友であり、盾の開発者でもあったことから、トニーとキャップも信頼で結ばれていた。
しかしトニーの両親の死の真相を、彼に動揺を与えないようにと隠していたことが裏目に出て、ついに決裂してしまう結果に。
それでもキャップは言う。
『君が必要とする時、私は戻ってくる…』と。

♠︎師弟♠︎
アイアンマンとスパイダーマン

アベンジャーズに憧れる駆け出しヒーローのスパイダーマンにハイテクスーツを与え、時に兄や父のように助言をし、助けに駆け付けることも。
ピーターの危なっかしさが、かつての自信過剰だった自分自身と重なるのか、彼に対するトニーの態度は師匠のように厳しく、しかも温かい。
ピーターもそれに応えて見事な成長を遂げた。

♠︎親愛♠︎
ハルクとブラックウィドウ

変身後の自分の行動をコントロールできないため、望まない変身を何度も強いられるバナーを励ますうち、次第にナターシャと彼はいい雰囲気に(バナーの恋人だったはずのベティはどうなった?)。
変身して荒れ狂うハルクを鎮めて元のバナーに戻せる唯一の存在がナターシャで、それは生身の肉体でない記録映像でも可能なのだ。

♠︎姉妹♠︎
ガモーラとネビュラ

共にサノスに育てられた義姉妹だが、暗殺者としてのコマに使うためのもので愛情はそこにはない。
ガモーラとネビュラは常に競い合わされ、ネビュラは負ける度に体を機械化されるという仕打ちを受けてきたため、長年姉を憎んできた。
しかしサノスに対する共通の敵対心と姉の真意を知ったことで、ようやく姉妹は共闘することに。

♠︎盟友♠︎
キャプテンアメリカとウィンターソルジャー

スティーブの幼なじみであり、大戦中はキャップの頼れる相棒でもあったバッキー。
任務中に死亡したと思われた時にはキャップを悲しませた。
時を経て、ヒドラに改造・洗脳されたウィンターソルジャーとして現れた時も、テロリストとして手配された時も、その思いは変わらず、常に彼はスティーブの大切な友であり続ける。

♠︎兄弟♠︎
ソーとロキ

オーディンのもと兄弟として育てられた二人。
だが自分が氷の巨人ヨトゥンヘイムの王子であったことを知った時から、ロキは闇に囚われる。
以降、裏切り王子として何度もソーやアベンジャーズに敵対することに。
一方ソーはそんなロキを殺すことができず、現在は和解している二人。
しかし、ロキの心の奥底は誰にもわからない……

♠︎親密♠︎
スカーレットウィッチとヴィジョン

自分が惨劇の原因を作ってしまったことで精神が不安定になるワンダに対し、なにかと気を遣うヴィジョン。
実はこの二人、原作コミックスでは結婚し、ワンダの現実改変能力によって本来人工生命体であるはずのヴィジョンには不可能な子供まで作ってしまう設定なのだ。
それを知って映画を見ると、この後の展開が気になるはず。

〈最後に……〉

よくこんなにもの登場人物がいる映画を観る側が興奮しっぱなしのストーリー展開に仕上げたマーベルスタジオとそのクリエイターたちの努力と熱意に脱帽!
ネタバレはしたくないので、是非皆さん真相はIMAXで体感することをお勧めします!
日本では同時期にスピルバーグ監督作の「レディプレイヤー1」が公開中だが、2作品とも全く違ったテイストで例年以上に素晴らしい春になったかなと……笑

これからも広がり続けるマーベルユニバース……ディズニーによるフォックス買収完了が来年夏に迫る中、デッドプール2、X-MEN最新作2本などのフォックス感溢れるマーベラスさは見納めになるかも…泣

アントマン2、ヴェノム、キャプテンマーベルなど新キャラ単独作品も控えており、今から1年後公開の「アベンジャーズ4」にも目が離せない!
4作目は今までのMCUキャストの多くがリセットされると言われる注目の1作で、新メンバーによる新生アベンジャーズが誕生するかも⁉︎
また気になるのは日本を舞台にしたシーンがあり、そこに真田広之登場、さらにジェレミーレナーがホークアイではなくローニンという日本を意識したキャラになるとの噂もあり”日本”が重要なポイントに?

そして2022年までに予定されているのが「スパイダーマン:ホームカミング2」「ガーディアンズオブギャラクシー3」「ブラックパンサー2」「ブラックウィドウ」、さらにスパイダーマンユニバースもさらなる展開を見せるとのことで、ここまでくると100年後もマーベルの新作が出続けている予感がしてしまう……笑

それはそうと、一先ずインフィニティウォーの覚めぬ興奮を家でMCU過去作を見ながらじっくりマーベル仲間と共有したいと思います!


締めはファンならお馴染み””マーベルの父””スタンリーがサインを求められたときに書くコトバで!

〜〜EXCELSIOR‼︎:向上せよ!〜〜
katsu

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