竜平

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの竜平のレビュー・感想・評価

4.9
「マーベル・シネマティック・ユニバース」19作目。点在する6つの「インフィニティ・ストーン」を求めついに現れる史上最強の敵「サノス」とその軍団、そこへ我らがヒーローたちが立ち向かう、という話。

ネタバレはもちろんしないように書くけども、まずこれは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のみならず、ここまでのMCU作品すべての続編と言うべき超お祭り映画と言える。スケールもキャラクターの数も、一見さんお断り感も最大級。すべての作品を見て挑むことを強く薦める、というかそうしないと全然楽しめない可能性大。で、言うなればすべてのシーンが見どころ、いやもうね、飽きる隙みたいなものは皆無。話が進むにつれてのあのキャラこのキャラの登場の瞬間がどれも本当にかっこいいし、その順序、流れがとにかく見事。髭キャップの登場シーンなんかはマジで鳥肌モノ。また初対面のキャラ同士による予想通りのいざこざ、予想外の化学反応というのも見もので、繰り広げられるやり取りに終始ワクワク。その中でガーディアンズの面々は今作でもしっかりガーディアンズだったりして、彼らが受け持つコメディ要素とかバッチリだったなと。

言えるのはこれぐらいかな。先が読めそうで読めないストーリー展開、怒涛のアクションに次ぐアクション、そしてドラマ。おもしろいだろうとは思ってたけど思ってた何倍もおもしろい。ただ前述した通りこれはここまでシリーズを見てきた人にのみに当てはまる事実かも、なもんで今作だけを見て楽しめるという保証は正直ない。そしてマイナス0.1点、これは本当の結末は来年までお預けのその歯痒さ、それのみ。

ありがとうMCU。万歳MCU。エンドロール後もしっかり見てね。というわけで次回作はちょっぴり時代を遡り『キャプテン・マーベル』。
竜平

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