ジグソウボーン

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのジグソウボーンのレビュー・感想・評価

4.7
集結、分裂、そして...

まず、シビルウォーからワンステップ入れずにいきなりこのようなアベンジャーズ最新作を作った監督を褒め讃えたい
(シビルウォーで)分裂した後、丁寧に亀裂を修復し、ある程度の強さの敵を皆で倒して一旦終わり、続編でより強大な敵に立ち向かうというのが王道のストーリー展開だと思う

だが、この映画は違う
分裂した際の亀裂を修復しきる前に、格の違う敵が現れるのである それも一人だけではなく5人もだ
シビルウォーでのバラバラになった関係がどうなっていくのか、格の違う相手にどう立ち向かっていくのか、面識のないキャラ同士がどう絡んでいくのかを2時間半に詰め込もうとしたとんでもない作品なのである



さて、肝心の感想だが、これだけでは評価が非常に難しいというのが正直な感想である スコアをつけないでおこうか迷ったほどだ 詳しくは言えないが、次回作のアベンジャーズがどのように展開するかで評価が大きく変わると思う

しかし、戦闘シーンが今までで一番素晴らしかったのでスコアをつけてしまった
これはもう間違いない 劇場でしかもIMAXでこんなもの観れて本当に幸せである
ヒーローが集結するアベンジャーズシリーズはシビルウォーを含めると、これで4作目となる
普通だったら、ある程度戦闘の仕方が分かってきて、戦闘のマンネリ化が問題になってきるようなタイミングになると思われる
しかし、そんなことは一切感じさせない
むしろ前より進化している
共闘の仕方が想像を軽く超えてくるのだ
もう、観るなら劇場で観た方が絶対いい
一生後悔すると思う

ストーリーについて
最初から予想外かつサノスが沈黙を求めているので、語ることが難しい
だが、今思うとガーディアンズがいて良かったと思う 彼らはこの映画で唯一の癒しだった もう劇場みんなが笑っていた
本当に大好きだこのメンバー
逆にいうと彼らがいなかったらとことんシリアスな作品である ガーディアンズがいなければ2時間半を疲れずに観ることは出来なかったかもしれない


先述したが、私はこの作品の評価を非常に悩んだ
それは、こういった作品を今まで目にしたことがなかったからだ
なんだろうか、おかしな表現だが、もう大大大満足なのだが、消化不良感が否めないのである 詳しく言えなくて悔しいが、とにかく一刻も早く続編を観せてくれないとこの感情を抑えられるか心配なのだ
だからこそ次がどう来るかでガラリと評価が変わってしまうような作品だと思う


監督が言っていた通り、これはサノスの物語 サノスが主人公の作品


エンドロールに入った時、横の席にいる方をチラッと観て欲しい
きっとあなたと同じ顔になっているはずだ