hi1oaki

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのhi1oakiのレビュー・感想・評価

3.8
そりゃもう凄い映画ですよ。そこは間違いない。
RDJとベネカン、ヘムズワース&プラットのダブルクリス、ダナイ・グリラとスカヨハ等、キャラ立ちしたキャラ達がツーショットになった時の画の強さが凄い。そして何よりもMCUを見続けて来た人へのご褒美として、観てたぶんだけ楽しめる。その反面“この作品をいきなり観てもじゅうぶん楽しめる”という紹介は決してできない作品。
ソーとガーディアンズチームの漫才や、まさかの“デカい”あの人登場とか楽しい。まぁオールスター感謝祭ですね。
映画としては基本的に一本道の話にキャラで肉付けした感じ。ある一点にそのまま向かう。着地点は“そっちですか”っていう。登場人物多いけど交通整理がしっかりされているので、まんべんなく見せ場もありつつ、ゴチャゴチャもしていない。
その“まんべんなさ”によって映画として薄くなってるのは仕方がない。コミックでもクロスオーバーイベントってこんなもん。そりゃ単独タイトルの方が濃くて面白い。
そしてこの終わり方は評価がしにくい。完全に次作のアベンジャーズ4作目とワンセットな作りなわけですから。次作はキャラも絞られて濃密なドラマや掛け合いが繰り広げられることでしょう。
アイアンマンの新アーマーは個人的には無いなぁ…という感じ。工業的・科学的ガジェットの域を逸脱してしまった。
サノスの側近達ももっと派手さあってもいいと思うんだよなぁ。
サノスに関しては“ジョシュ・ブローリンがどれくらいサノスっぽくなるのかな”なんて思ってたんだけど、むしろ“サノスがジョシュに寄せてきた”感じか。ジョシュらしいサノスだった。

しかしコレを観せられてからのMCUとしての次作「アントマン&ワスプ」ってどうなるんだろうか? 今作の前日譚なのか後日譚なのか。今回いなかったアノ人はアントマンの方に絡んでるのか。インフィニティ・ウォーでの事件は物語に関係して来るのか。まぁ同じ世界観な以上無視はできないよね。
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