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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのaのレビュー・感想・評価

5.0
MCUの出発点とも言える「アイアンマン」から早10年、あの頃ヒーロー映画を何度も何度も見ていた自分がこうして一つのシリーズの誇り高き完結編を劇場で鑑賞出来たこと、色々な思いが混じり合って上映前の騒がしい空間で既に涙ぐんでしまったのはこの映画に並々ならぬ期待と興奮があったからに違いない。
それでいて完成度はもちろん、月並みの言葉になるがまさに"衝撃"。エンドロール後、歓声と沈黙が入り混じった館内はMCUだからこそだと思う。
内容や続編の様々な憶測はレビューの上手い誰かに任せて、
ヒーロー大集合のこの作品ならではの個人的に感じた"複雑な味"を2時間半で収めながら伏線と想像を残してくれたルッソ兄弟をとことん褒めちぎりたい。というかもう褒めるポイントしか見当たらない。

まずは、
何と言ってもこの作品のために過去作があったと言っても過言ではないくらいの規模のデカさ。アイアンマンを始め、シビルウォーで分裂していたキャプテン、身を潜めていたハルク、故郷を守っていたソー、宇宙の彼方からガーディアンズのメンバー、そしてニューヒーローのスパイダーマン、ブラックパンサー、ドクターストレンジ、誰が呼ぶわけでもなく徐々に各方面から合流していく過程は否応なく燃える一方。
でもここでの1番の興奮ポイントは「まだ」トニーとキャップがシビルウォー以来会ってないこと。次回作でどのように2人が立ち向かってくれるのか、長らく観れていない協力プレイを是非あれば、見所だろう。(にしてもトニーがスティーブに電話かけるかかけないかのシーンは恋愛映画見てると思った)

そして
物語のスピード感と丁寧な脚本。
どこで何が起こってるのかを順番に見せてくれるがルッソ兄弟はこの流れが本当に上手い。それプラスでアクションシーンに迫力あるCG、さすがは製作費300億。。。
キャラクターもこれでもかとばかりに盛り沢山だが一人一人しっかり焦点を当て、笑えるところはしっかり笑える。本当に、これぞヒーロー映画と心から思った。。
それでいてこの作品をpart1と区切らない精神も超好きだし、これはこれで一つの完結編として製作したんだなあ、と細かい所までヒーロー映画としての愛情や熱量が響いてまたしても忘れられない映画体験をさせてくれた。
もう本当に、死ぬまでには終わって欲しいけど、死ぬまで終わらないで欲しいシリーズ!それがMCU!
とりあえず一年後、一つの世代のヒーローたちが終わるなんて信じられないし、時間よ、流れないでおくれ、、。
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