Same

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのSameのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

さあ、やって来ました!マーベルシネマティックユニバースシリーズをこつこつと見続けた人に訪れる数年に一度のお祭り、アベンジャーズ!!

これはまあ、野球のオールスターゲームのようなもので、ご贔屓のヒーローがどんな活躍をするのか、誰と誰が共闘するのかなどファンならではの楽しみいっぱい映画ですね。
マーベル映画は全部見てるので、もはや新しい気持ちで一本の映画としてこの映画を評価できません笑

ファンに向けてのお祭りだとすればこの映画は大成功でしたよ。ここまで広がったキャラクターの世界をよくぞこの高次元で一本にまとめましたよねー。
かなり熱いシーンがてんこ盛りでファンとしては大満足でした!
次が楽しみでしょうがない!!

映画単体としてみれば、サノスとかいう紫色のクッキングパパみたいなやつの悲喜こもごもなんて正直どうでもいいので、悪役に徹してくれた方が良かったなあ。
サノスを主役に据えた事で話をまとめたのはうまいやり方だったとは思うのですが、インフィニティガントレットという仮面ライダースーパー1みたいなグローブはめたCGキャラが、娘を死なせてしまう悲しみで泣いてもさすがに感情移入できません笑

そもそも、全生物を半分にするというのはどこまでのことを言うのだろう。小さな虫や微生物までなんだろうか。見る限り木や植物は減ったように見えなかったんだけど、グルートは消えちゃったしなあ。あいつは木じゃないのか笑
もし全ての生命体を半分にしたら、食料などの資源も半分になるわけで、あまり解決になってないような気もする、というかそもそもの半分にするなんてアホみたいな設定じゃリアリティが無いよな。

シビルウォーからの、それぞれの正義のあり方を問うというテーマは貫かれててよかったですね。
サノスにもサノスなりの正義があって行動してるんだけど、アベンジャーズ側も小さな犠牲を払うことで多くが助かるならという選択をするところはサノスと同じベクトルの考え方であって、この辺を次作でどう差別化して結論付けるのかとても楽しみです。

ここまで本当にがんばって、荒唐無稽なキャラをリアルの世界に落とし込めていたんだけど、さすがにこの映画では無理でしたね笑。宇宙にみんな飛び出して、完全にアニメみたいな感じになっちゃったのは残念だなあ。
これはこれで面白いんだけど、もっとリアルなとこで留めてほしかった。やっぱドクターストレンジとマイティーソーの2人がいるとリアルさが失われちゃいますね。

さて次は数万以上の負けパターンの中、唯一1つだけの勝ちパターンを見て、すんなりタイムストーンを渡したドクターストレンジがキーマンになるのかな。
あとはフューリーが消える前にシグナルを送ったキャプテン・マーベル、次作には出ると言われてるホークアイ、自宅謹慎中のアントマンなんかももう少し活躍してくれるといいな。
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