Yoshishun

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのYoshishunのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

⚠️このレビューは、MCU『アイアンマン』2作、『アベンジャーズ』2作、他作品については友人、兄からの話、ネットの考察を見てきたユーザーによるものです。アメコミ食わず嫌いな人の評価のため、あまり参考にならないし、不快に思った人は今すぐ指パッチンしてね。


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マーベルヒーロー大集合の地球規模エンターテイメント"アベンジャーズ"。1作目はまあまあ、2作目は駄作としてきた私が、何でまたこの超大作を見ることになったのか。単に周りが盛り上がってるのに自分だけ仲間外れな気分を感じていたからです。大学の映画友達と話を合わせられない辛さから衝動的にこのMCUの世界観の繋がりやキャラクターについてはそこそこ調べてしまいました。本当は全部見るべきなんですが、時間がないし、あとめんどくさいです。

さて本作は、昨年12月に一部のファンにフルボッコにされたSW8を生み出し、最近ではジェームズ・ガン監督騒動など巻き起こしてる金の亡者・ディズニー支配下のマーベル作品。しかもその10周年記念作。今やダース・ベイダーの父親となったミッキーマウスですが、そんな彼もびっくりの衝撃作となっています。

最初に言いますが、バッドエンドですし、都合よく旧アベンジャーズを残してほぼ全滅(これも伏線?)。スパイディ魂のアドリブは皆の涙を誘いました。また思わぬキャラがあっさり殺され、無情にも希望が打ち砕かれていくまさに絶望的な内容です。

まあ有名なヒーロー達の夢の競演、辛すぎるラスト15分の印象が強いため、ストーリーの粗さや場面転換の多さといった弱点も浮き彫りに。良い意味でも悪い意味でもまさにハリウッド映画という感じで、娯楽性の強さではさすがアベンジャーズな最強クラスですが、衝撃を重視した分、余計にストーリーが単調に思えました。ただ今回に関してはこうしたシンプルさが功を奏し、ストーリーがわかりやすい分、キャラクターの関係性を理解しやすく、アクションに集中することもできました。

また、本作最大の見所は、ヒーローよりもサノスという悪役の存在です。ただ目的もなく人類を半分にしようとしていたわけではなく、そこには明確な理由、自分の過去との関連もありかなり説得力があった。紫ゴリラとのギャップも激しく、目的のためなら愛する人の死も厭わない姿に少なからず彼の誠実さに加え、カリスマ性を感じた方もいたのではないでしょうか。ちなみに、そんな彼と共に行動するブラックオーダーとかいう連中がいましたが、まあ典型的な悪という感じであまり新鮮味はありませんでした。

さて、サノスにタイムストーンを渡しアイアンマンを救うことが、ストレンジのみたサノスに唯一勝利できる方法だったのか、当然ながら明らかにはされませんでした。しかし4の撮影風景を見る限り、白髪交じりのトニーに、旧コスチュームのキャプテン・アメリカ、更にアントマンの姿もあり、今回のストレンジの不可解な行動の意図は明らかにされるんじゃないかと思います。おまけにホークアイが活躍するという噂もありますし。来年公開の完結編でどんな結末を迎えるのか、気になりますね。
Yoshishun

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