にっきい

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのにっきいのレビュー・感想・評価

4.0
DCコミックと双璧を成すアメリカンヒーローコミックのマーベルの最新作で『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』の続編。
奇しくも今年公開のDCコミック最新作『バットマンvsスーパーマン ジャステスの覚醒』と同じく、正義の為の闘いで罪の無い一般人を巻き込み犠牲者を出す事を問題視されたり、自分の正義の為にスーパーヒーロー同士が対立し、そして対決するという同じテーマを描いている。
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズから離脱したソーとハルクは出てこず、新たな仲間としてスパイダーマンとアントマンが出てくるが、今回の闘いで政府に追われる立場になるヒーローが多く、アベンジャーズのメンバーの大幅な入れ替えがありそう。
長い作品(147分)なので途中中弛みはあるが、おおむねテンポはよく、随所にある超派手な戦闘シーンで飽きる事なく観られた。
ただ、主人公の1人であるキャプテン・アメリカの行動が納得できない。友を守るためとはいえ一緒に闘ってきた仲間と全面対決をする必要性があっただろうか。自分の正義を他人に押し付けている感が強く、性格的には自己中で嫌な奴なトニー・スタークの方がかわいそうに思えるくらい。
それでも自分的には『バットマンvsスーパーマン』よりは充分楽しめた作品だった。
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