GUMI

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

私はやはりアイアンマン派だと確信。

今作単体で見ると完璧とは思えないけどいいのよね、あの世界に居られたらそれで充分幸せなのよね。
超人ヒーローたち中心の世界…それを観ていられる時間自体が幸せなんですな。


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AoU以降、世界を救う一方で 街の破壊行為から生まれた二次災害の遺族らを中心にアベンジャーズへの非難の声が目立ち、国連の指令があった場合のみ出動するというソコヴィア協定への承諾を巡りメンバーは対立。
トニーはアベンジャーズの維持のため法案に賛成するようキャップに促すが、一刻を争う際に許可が下りるのを待って出動しなくてはならない不便さなどを理不尽に思うキャップが難色を示す。

時を同じくして、キャップの旧友ウィンターソルジャー·バッキーがテロ犯として指名手配される。
世界の悪とされてしまった友を救うためすぐさま行動を起こすのか、友を見捨てアベンジャーズ維持のため国連の傘下で活動するか…キャップは苦渋の決断を迫られることになる。
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やったったでぇ、念願の次世代IMAX。
見える、見えるで…クリエヴァの毛穴でさえも…!!

あの画面で見るキャップのリポビタンD(ヘリ止めるシーン)は鼻息が荒くなります。


とにかく、画面がデカい。実にデカい。
これが4:3ですか? 視界からはみ出る。
映画の一部になっちゃいなよ、っていうキャッチフレーズが嘘じゃない幸せ。

しかし、あのスクリーンを存分に活かす場面は控えめ。空港のシーンでやっと縦方向も拡がった映像になりましたね。
それまではシネスコサイズ?ビスタ??(詳しいことワカリマセン)
まだ撮影では次世代IMAXに適用できるカメラはあんまり導入されてないのかな。
何事も新しい技術を取り入れるのはコストかかりそうだしな…終始あの画面いっぱいに映し出される映画が出来たらまた観たいです。




「キャプテン·アメリカ」という括りが意味を成さなくなるほど。
「アベンジャーズ」名義でなくとも随分なメンバーが集結してしまっている豪華さ。
法案を巡ってのキャップとアイアンマンの対立を背景に、「アベンジャーズ」で超人軍団の2大支柱の価値観を試すような展開。


人を芯から信用せず、情報共有することを怠る。よって、正義感を振り翳しているように捉えられてしまうキャップ
根回しのつもりでの案が一歩どころかだいぶ先を行きすぎていて 他を抑圧しているように見えてしまうスターク
「より良くしよう」とする気持ちは互いにありつつも、同じ線上じゃないもどかしさ。

信用する相手を選ばない。誰に対しても同じ接し方で貫いている。
自分がアイアンマン派な理由はそこかな、と この作品で実感。

よく考えればタイミング逃した盛大なすれ違いによる衝突なんだけども。
後日「なんであの時言ってくれへんかった〜ん?めっちゃ殴っても〜たや〜ん、ほんまごめんやで」くらいのやり取りで解決しそう。
つくづく「強さ」とは心のコントロール次第だなと思う。




仲間の対立やアベンジャーズが世間からの批判も集める穏やかではない状況下、サブキャラクターたちの魅力が和らげてくれた。
エリザベスたん、自分がなりたい顔ベスト入りおめでとう。(謎の上から目線

「研修中」という名札が見えそうなほど初心者感満載のアントマンとスパイディが癒し要員。
パンフにもあったけど、演じてる本人が興奮してるんだもの。心からはしゃぐアントマンを見ていると親戚ばりに「良かったねえ、出られて」と嬉しくなる。
(あ、アントマン未レビューだわ)

それとスカヨハとジェレミーのバトルは文句無しのセクシー枠。
フェモロン浴びたい時には嬉しい場面。





アメコミにのめり込むと財力が足りそうもないので原作やらは手を出しませんが、映画で楽しむ程度の自分としては 法外な手段で仲間を脱獄させたキャップが今後どういった形で仲間や敵と対峙していくのか非常に楽しみです。



おまけ映像で「お前かーい!」ってズッコケが世界中から聴こえてきそうでしたが、次はスパイディということで。
アンドリュースパイディはキマりすぎちゃって劣等生(養殖)な感じでしたが、次のトム·ホランドくんは天然モノの劣等生の空気漂わせていて期待大ですね。



そういえば、ヴィジョンとウィッチがテーブルに座ってる時に南部鉄器の急須ありませんでした?
やっぱり海外で流行ってんのかな。
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