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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのmahのレビュー・感想・評価

4.2
MCU第13作目。
本日公開のインフィニティ・ウォーに向けての復習。


MCUの作品は考えることをやめて「魅せるアクション!ヒーローが皆を守るぞ!」という感覚で鑑賞することが多かったが、フェイズ3あたりからは各ヒーローの内面や信念・意思が際立ってきてると勝手に思っている。(見方が変わったからかもしれないけれど。)
そのフェイズ3の封切となったシビル・ウォー。

正義を貫くだけではみんなを救えるわけじゃないと気づかされたトニーの心境の変化と、過去と未来の友人に心揺れていくスティーブ。
アベンジャーズ発足当初は水と油のような二人だったが、ゆっくりと混ざろうとして現実と戦っていく姿が切ない。
空港での戦いからラストまでの畳みかけは、苦しい気持ちとは裏腹に見ごたえ抜群。ブラックパンサー、スパイダーマン、アントマンと新人たちの個性を生かして魅せてくれるアクションが面白くないはずがない。
毎度思うことだが、完全にキャラクター過多のはずなのにうまくまとまっているので、ストレスがなくて素晴らしい。

トニーがピーターを勧誘に行った時のピーターの真っ直ぐな心に胸を打たれている様を改めて見て、ホームカミングを思い出すとそりゃ過保護になるよね・・・。

ヒーローものを観るたびに思うが、一人一人に信念やその人のノーマルがしっかりと存在しており、その信念の前に立ちはだかる現実にどう折り合いをつけて着地するかが一番魅力的。
今作はそこが強調されていてとてもよかった。


今晩IW行ってきます。
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