PORK

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのPORKのレビュー・感想・評価

3.9
ルッソ兄弟に感服。MCUになかなかハマれない僕が唯一好きになれた「ウィンターソルジャー」の生みの親。今回も外さずだが、「インフィニティ・ウォー」も「エンドゲーム」もお撮りになっているっつうのは、僕の視聴にとっては非常にありがたく必要条件だった。

常に罪悪感と闘い続けている芸人ことトニー・スターク。どんなに罪滅ぼしをしようとも、絶許マンが湧き続ける。そんなときに国連がアベンジャーズを管理するソコヴィア協定の締結を迫られ、スタークはイチコロ。反発するキャップ。スターク派、キャップ派、サイレントマジョリティー。嗚呼、普遍。

そのソコヴィア協定の話と後半のパートが、一見あんまり関係ないんじゃと思うが、いやいやキャップの行為よ。なんでスタークに言わなかったか、そしてその後どうすんのか。これが自分で責任をとるということだ。力あるものは自分のパワーを管理するところまでが遠足なんだよ。それを体現するキャップ。おっぱいの筋肉以上に「詰まってる」ね、この人。

こういうシリアスだったり、政治的な世相を反映していたりということをつらつら書いてますけど、とにかくアクションが歴然の違い。バカにする気は毛頭ないけど、ルッソ2作以外は正直再生停止ボタン押せちゃうんだよね。何が違うんだろうなあ。スパイダーマン、ブラックパンサーも最高っす。
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