スピードスター

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのスピードスターのレビュー・感想・評価

4.3
戦いの中で多数の民間人犠牲者を出してしまったアベンジャーズは国連の管理下に置かれ、無許可での活動を制限されてしまう。
その決定について賛成派と反対派に分かれ、ヒーロー同士で激しい争いが勃発する…。

「なんだそりゃ!ヒーローなんだからヴィランと戦ってろよ(笑)」
約10年前、マーベル好きの友人からこの話を聞いた時の私の反応である。
それから数年後、冗談みたいにリアルなヒーロー映画が本当に公開されたのである。

人間離れしたパワーを持つ者が悪いヤツをやっつける。以上。
ヒーローと言うものを表面的にしか見ていなかった私が今、本作を真剣に観て大いに感動できるのは他でもないアベンジャーズの存在が大きい。

ヒーローだって葛藤があったり失敗する事だってある。自暴自棄になったり逃げ出したり。人を好きになったり嫌いになったり。

そう、強大な力を持つ事以外は我々と何も変わらないのである。
悩めるヒーロー達が教えてくれた現在の私のヒーロー像だ。

私も大人になったものだ…。
あぁ、10年前の自分に教えてあげたい。
「ヒーローだって人間なんだぜ」
明らかに人間じゃないのもいるけど。