チブ夫

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのチブ夫のレビュー・感想・評価

4.0
【エンドゲームに追いつけキャンペーン⑪】
勧善懲悪では終わらない、MCUの新たなストーリー。前作からカリスマ的悪役美を放ち続けたクロスボーンズことラムロウの登場に始まるのがいきなり熱い。そしてエージェント13、バッキーと、キャプテンシリーズに欠かせない人物達も物語を彩り、展開を加速させる。
と思えばやはりこの監督、段々とシリアス要素強めでまとめ上げてくるところに好感が持てる。ルッソ兄弟さすがッス。

かの有名な空港での内戦シーンについては、
アントマン→キャプテン軍(過去作に関連)
スパイダーマン→スターク軍(今作で触れる)
ブラックパンサー→スターク軍(今作で触れる)
といった新メンバー各々の去就についてのロジックがしっかりしていて完成度がすごく高い。これだけのキャラクターがいて、その全員分の行動原理を丁寧に捕捉できてるって並大抵のことではないよね。

キャプテンとエージェント13がキスを交わすのを車から眺めていたバッキーが、悪ガキのような笑顔を一瞬見せるシーン。バッキーファンには忘れられない瞬間であったに違いない。推せる。
チブ夫

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