これまでの戦いによって街や市民に甚大な被害を与えたことから、今後の活動の仕方を巡ってアベンジャーズが対立する話。
キャプテンアメリカの名を冠してはいるけど、ほとんどのヒーローが出てくるし、どちらかというとアベンジャーズをつなぐ作品。
例によってヒーロー同士のド派手なアクションが思う存分楽しめる。
反面ストーリーは若干強引で、無理矢理仲間割れしてしまう展開はこれまでシリーズを見てきたファンからしたら少し辛い。
どっちも正しいけど、今回に限って言えばトニーの方が正しい気がした。実際ウルトロン騒動は擁護できないレベル。終盤の暴走は納得できないけども。
新たに登場したスパイダーマンにブラックパンサーとアントマンも、それぞれトニーとキャップに加担していたけど、殺伐としたバトルの中で虫虫コンビの気の抜けた掛け合いがオアシスのようだった。
それにしても単純な戦闘力ではスパイダーマンがずば抜けてるように見えた。
糸の汎用性も高いし、キャラ自体の知名度や人気も高いしで、今後アベンジャーズを担っていく存在になるんだろうなーというのが感じられた。トニーとの微笑ましい親子のような師弟関係も垣間見えた。
ハルクとソーの欠席が残念だったけど、それでも夢のヒーロー対決を見られるだけでも価値のある作品だと思った。