幸村

ブラックパンサーの幸村のレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.7
ヴィランが素敵。

MCU作品を見るたびに似たようなことを書いている気がするが、個人的にはMCUにはもうかなり飽きていて、でも今まで見た分がもったいないからという、中途半端に課金してしまったソシャゲのログボだけ貰うみたいな気持ちで見に行ってるのだが、見に行くたびになんだかんだ「よし、次も見に行こう!」と思わせるくらい面白いのでその辺はさすがだと思う。

アメリカではMCU最高傑作とも言われているらしい今作はMCUでの前作に当たる『ソー ラグナロク』(であってるよね?)とは毛色がかなり異なり、キャプテンアメリカ並み、若しくはそれ以上に政治的なメッセージが強い作品になっている。
昔から続く人種差別、植民地問題から、昨今の移民問題や自国第一主義まで幅広い政治問題を取り上げていること自体は凄いと思うが、国連での演説という形でメッセージをストレートに喋らせてしまうあたりは正直こってりし過ぎ感があるし、近接戦メインのアクションはいいが、それ自体に特に目新しい要素もないしで、MCU最高傑作!と言われると「うーん…」って感じもある。

ただ、ヴィランのキルモンガーはMCU最高のヴィランと言っていいだろう!彼の正義は結果的にティ・チャラの新たな正義を目覚めさせることになり、新生ワカンダの礎となったのだ。ワカンダフォーエバー!(上手いこと書こうとしたけど無理だった的〆)
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