KAZUMASA

ブラックパンサーのKAZUMASAのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

MARVEL史上1番のシリアスさという宣伝文句を何処かで目にし更にヒーローと国王の両立がテーマと聞いたのでシビルウォーに続き勧善懲悪ではないMARVEL映画を観れると期待していたのだがいざ蓋を開けてみると…うーん微妙。

父親が甥を殺した云々でティチャラが葛藤するのなら分かるのだが置き去りで葛藤されても悲壮感が伝わってこないし徐々にテーマがワカンダの秘密を守るか否かになってるしで拍子抜け。
その癖ヴィランに中途半端な悲しい過去を背負わせるもんだから素直にティチャラを応援出来ず勧善懲悪にもなってない。

アクションも悪くはないけど特別良いとこもない微妙さ。

これなら中途半端なシリアスさは入れないでいつも通りのエンターテイメント性に振り切ったほうが良かった。

ただ良いところがなかったのかというとそんな事はなくてヴィラン役のマイケル・B・ジョーダンは主演のチャドウィック・ボーズマンを喰ってるんじゃってぐらい格好良くスーツを始めとした最新技術の詰まったギミックやアフリカ民族の描き方は格好良くて素晴らしい!

個人的にMARVEL映画の中で下に位置する今作がインフィニティウォー直前の作品なのは少し残念。
KAZUMASA

KAZUMASA