もっちゃん

ブラックパンサーのもっちゃんのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.6
えーわたくし、有名人の方の訃報に対し、
追悼の意を表することがほぼありません。


知人でもないのに悲しいとかショックとか、
心の底から思えないから言えないし書けないのです。
ドライな部分は自認しておりあまり好きな一面ではありません。
でも今回ばかりはとてもとても悲しい気持ちになりました。

2020年8月28日、ブラック・パンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンさんが亡くなりました。大腸癌だったそうです。

癌であることを伏せて、仕事に臨んでいたとのことで、あまりに突然の出来事で衝撃を受けました。


「MARVELヒーローを演じた俳優、がんには勝てなかった」との見出しで訃報を報じているメディアもありました。

勝てなかったって何じゃい💢


国家のしがらみ、血族の宿命、自身の正義との間で揺れて迷いながらも、守るべき"家族"のために闘い続けたティチャラの勇姿に、勇気をもらった人も多いはず。

死に至る病と闘いながらも、輝きを放ち続けた彼の姿こそ、讃えるべき人生の勝利劇ではないか!


少しネタバレになってしまいますが、
エンドゲームでPortalsから現れたときの神々しい姿とガントレットリレーが印象的でした。

アベンジャーズ初期メンバーの≪クリント・バートン≫から、ティ・チャラ→ピーター・パーカー→キャロル・ダンバースへと未来へのバトンが繋がれていくシーン。

次代のアベンジャーズのBIG3としての活躍の予感に胸が躍る名シーンでとても好きなシーンでした。


最後に本作ブラック・パンサーのラストのスピーチが素晴らしかったので、追悼の意を込めて紹介したいと思います。


「我々から率先し地球に生きる仲間を家族として大切にします。
もしこのまま対立の風潮が続けば人類は存続も危うい。
実際には違いより共通点の方が多いのです。
危機に瀕した時、賢者は橋をかけ愚者は壁を造ります。
他者を受け入れ慈しみ合いましょう。
人類はひとつの民族として生きるのです」


チャドウィック・ボーズマンさんのご冥福をお祈りいたします。


Wakanda Forever
Chadwick Forever...
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