Hondaカット

ブラックパンサーのHondaカットのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.1
82点。もうマーベルとか、いいかなぁ・・・と思っていたが、良い評判を聞きIMAX3Dにて鑑賞。面白ーっ!!参りました。シリーズ全く知らない人でも単体で楽しめる。

何よりも、科学技術の発達した架空のアフリカという設定の勝利。映画史上稀にみるネオ・アフリカ、フューチャー・アフリカンなデザインで、街や衣装やマシンの数々がとても新鮮。アクションも肢体の柔らかさが効いてたり、アフリカンテイストな音楽も相まって、何かとっても新しいものを観てる気がした。お話は良くある若き国王誕生物語だが、アフリカの土着的な儀式と未来感がごちゃまぜなのも楽しめた。

宇宙の知らない星が舞台のSFよりもワクワクするし浮いて見えないのは、やはり、地続きの国や文化から発想させてるからであろう。美術デザイナーも衣装デザイナーもアフリカ系女性。さらにカメラマンも女性というのも影響している画作り。実際、アフリカの国々は地下資源を西側諸国に奪われたせいで途上国になった現実があり(中世までは医学や数学はヨーロッパよりも発達していたらしい)、それに対しての熱い想いが作り手からは感じられた。

負の過去を、想像力でやり返すのは、物語や映画の醍醐味だと思う。

アンディーサーキスも久しぶりにお顔を拝見したが(笑)、なんと魅力的な悪役を演じるのか。「葬式じゃねえんだ、音楽かけろ」にはシビれました。