ギズモバイル

ブラックパンサーのギズモバイルのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

<ザックリ評価>
ハイテクアフリカンヒーロームービー。

<魅力>
・演出全般
・アフリカンオマージュ
・ユリシーズ=クロウの汚れっぷり
・ユリシーズ=クロウが音楽かけるシーン

<不満>
・無し

<詳しい感想>
ラグナロクの後なのでかなりハードルは高かったにも関わらず、評価においては更に上回る結果となった。ハッキリ言って黒パンはマーベルヒーローの中でも造形もアクションも地味な部類に入ると思うのだけど、今作においてはその地味な部分は切り捨てて、黒パンを取り巻く設定や環境にフォーカスして魅力を底上げした感がある。なので主人公の戦闘シーンはそこまで印象に残らないが、脇役やヴィランの存在感や、モブ役の作り込み感等が秀逸だった。

ホームカミングなんかは作品としての個性が若干弱かったので、社長を出してバランス調整していたし、ラグナロクはハルクを出すことが一つのウリだったけど、この作品は演出もプロットもアフリカンテイストが際立つことで個性が確立していたし、脇役の個性が引き出されていたので、他のヒーローの応援無くともマーベル屈指の作品に仕上がっていると思う。

黒人マンセーなクーグラーは本作の監督としては最適な人材だったと思う。


<蛇足>
エンドロールで出てきた人、「あれ?ユリシーズ・クロウこんな清潔感あったっけ?」と思ったら別の人だった。腕が紛らわしい…。