正直、最近のマーベルもの(特に全員集まる系のもの)にはガッカリさせられることが多かったため、これはスルー予定でしたが、それでも信頼できる人が褒めてたので行ってみた。そして行ってよかった!
黒人文化、呪術、アニミズム、民族間抗争、アフリカ大陸で長年にわたり繰り広げられてきた様々なものを反映している。
そしてそこに加わるのが、マーベルお得意の最先端ハイテク技術。相反するものが融合した設定の見事さですね。
善悪の戦いも、単に善悪だけでなく、そこに儀式を絡めてくるのも非常に面白かった。神秘的なことがちゃんとメインになっている。しかも自然体で。
格言についても、異なる文化や民族との和と融合を重んじることで、断絶を進める某政権へのアンチテーゼとなっていたのも上手いと感心した。完成度としてはかなり高いと見受けました。
監督はずっと、マイケル・B・ジョーダンを起用していて、その意味でもこのメッセージは強烈に伝えたかったのでしょう。