これはエリック・キルモンガーの物語だ。涙無くして見れない。今年初泣き。愛おしい。
ライオンキング2ってあったけど(観てない)、もしスカーに息子が居たならばのIFストーリーで考えてしまったな。本当良いヴィランだ。
冒頭のワカンダとは？という導入が、誰が語り聞かせているのか、その末に
そう考えると正直今回ブラックパンサーあんま美味しい役どころでは無いよなー。
シビルウォーでは寡黙な信念のある男って感じだったが、好きな女性の前ではモゴモゴ喋ってて笑う。かわいいかよ。
主人公ってわりと「自らの行動で、他人を動かす」立場ってイメージがあって、ティチャラ陛下はどちらかというとキルモンガーに「動かされた側」だから、やはり微妙な立ち位置。
ダークナイトでいうジョーカーに揺さぶられるバットマン的な。
となると信念の行動で他人を動かすキルモンガーはカリスマ性がどうしても出てくる。
ハーブでの回想も、ティチャラはワカンダの地で歴代先祖達と、エリックはスラムで父親だけと再会するのもまた涙なくして見れない。そしてあの夕陽。。
ワカンダの世界観はソーバトルロイヤルの異星の街並みのようにキレイ。劇場版ドラえもんでのび太たちが迷い込むような世界だ。エムバクは映画版ジャイアンね。
アクションはもうちょい魅せが欲しかったけど、中盤カジノの長回しは良かった。
エンディングのサンドアートとビートに震える表現はまさに今作を表現しているように見えた。
今回のラストにより、インフィニティウォーのインフレバトルにも耐えうる準備ばっちり。今作がアベンジャーズ集大成の直前に公開する意味もよく分かる。
これで僕もインフィニティウォーに向け準備ばっちり。ワカンダ・フォーエヴァー！
