たつなみ

ブラックパンサーのたつなみのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.0
ライアン・クーグラーとマイケル・B・ジョーダンコンビというだけで高得点にせざるを得ない作品。
…でも王道過ぎて公開当時は敢えて避けてた作品でもある。

メインキャストが全てアフリカ系黒人であったり、『実はアフリカの中にワカンダという超文明国があった』という設定は凄く面白い。
白人達に搾取されていた黒人世界が、実は白人をも凌駕していたという”逆転“だけでもカタルシスを感じる。
本作独特の『アフロ・フューチャリズム』という世界観らしいが、アフリカ特有の文化とハイテクノロジーが融合した描写は観ているだけでもワクワクしてくる。

そして何と言ってもエリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン!)がカッコよすぎる‼️
父の死の真相を知って『抑圧された黒人たちの為に立ち上がる』という思想は凄く共感出来たし、彼なりの正義を貫こうとする信念(Creed!)を感じさせた。

本当は満点を付けたいんだけど…。
この設定に対して凄く引っかかる部分がある…。
それは、『ワカンダ何にもしなさ過ぎ問題』である。

ワカンダにヴィブラニウムがもたらされたのは”大昔“という事らしいが、正確にはいつ頃の設定なのだろう?
白人どもによる奴隷狩りが最も盛んに横行していたのは15世紀〜19世紀のいわゆる『大航海時代』。
それよりも前にヴィブラニウムがあったとしたら、ワカンダって本当は白人を撃退出来る力があったのに同胞達が奴隷として連れ去られるのを傍観してたってこと!?
それともヴィブラニウムの存在を白人に知られない様に黙っていたのだろうか??

物語展開や俳優陣の熱演、舞台設定が秀逸なだけにそんな細かい所が気になってしまった。

本作を観た後に『インフィニティ・ウォー』を観たらまた違った評価になっていたかもしれない…のかなぁ?