映画としての出来だけで考えるともう一つ乗り切れないところがあったんだけど、題材としての90sムードにやられてしまった。音楽からら映画までいろんなレファレンスを想起するだけで楽しくなっちゃった。
あとこれはアントマンでも思ったけど、カジュアルに俳優さんを若くしちゃう技術がすごい。怖いよね。だってマイケル・ダグラスにサミュエル・L・ジャクソンにジュード・ロウといった面々か、だいぶ若い姿で2010年代後半の新作映画に出演してるんだからね。何気にありえない映像を映し出してるわけで、いまさらながら驚く。
それに絡めて言うと、「90年代」で「若いサミュエル・L・ジャクソン」といえばタランティーノの『パルプ・フィクション』を思い出したんだけど、そんなに関連づけられる何かはなかったかな。
強いて言えば地球に落ちてきたヴァースがレンタルビデオ屋に突っ込むことくらいか。でもタランティーノがバイトしてたのはたしか「video archives」で「ブロックバスタービデオ」じゃないんだよね。
だいぶ余談だけど。
