Aya

キャプテン・マーベルのAyaのレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
3.7
#twcn

あんなに不安しかなかった「アベンジャーズEG」が楽しみになってきた!!
キャプテン・マーベルってめっちゃ強いやん!最強やん!!
スーパーパワーも、そして心も。
彼女ならサノスを倒せるかもしれない!!

開始1分で号泣、ってそういうことか・・・ええ号泣ですとも!!!

ブリー・ラーソンが「キャプテン・マーベル」演るって聞いた時「あっ、ブリーラーソンなら信頼できる!」感がファンの間に蔓延しましたね。
あの、骨格のしっかりした身体、そしてあんまり小さくなさそうな頭、言うたらいわゆるモデル体型とは一線を引いたイメージ。
強そうで、なんとかしてくれそうじゃん?

まあ例によって何も知らずに見たのですが、そもそも宇宙の話から始まったw
しかも上司でメンターは、最近めきめきおじ様セクシーを発揮するジュード・ロウ。
あの橋を渡って突入した建物はホグワーツですね!
皆さんの言うとおり、私たちの見たいジュード・ロウでした・・・最初から最後までご馳走様でした。

正直ね!
正直、この監督コンビが2015年に撮った前作「ワイルド・ギャンブル」ってライアン・レイノルズとベン・メンデルスゾーンが、ギャンブルの名手としてタッグを組むロードムービーというめっちゃ面白そうな映画があるんですけど・・・めっちゃおもんないんですよ!!!

びっくりする!!
時期的にもキャスト2人がイケイケの時期だし、プロットも面白そうなのにどうした?!
って感じの???マークがめっちゃ浮かぶ映画があるので、めっちゃ暇で中身のない映画に文句を言わない心の広い方は、気が向いたら見てみてくださいw

で、その一個前が2010年の「IT'S KIND OF A FUNNY STORY」これはネトフリかAmazon先生で観れたはず・・・これは拗らせた、というかあの年代は拗らせてるのが普通だと思うのですが、そんな自殺願望のある少年とエマ・ロバーツとのあれこれに、大人になっても拗らせたまんまのザック・ガリフィアナキスがいい感じでウザく絡んでくる映画だから、雰囲気も良くてオススメです。

で!!問題はその前の脚本を担当した2006年の、あの!ライアン・ゴズリングがアカデミー賞ノミネートされて話題になった「ハーフ・ネルソン」ですよ!!
これが日本語で観れるようになるのに12年かかってるんですよ!!
決して良い話でもないし、みんな不幸なんだけど、なんとも言えんくて大好きなんですよね。

そんなライアン・フレックとアンナ・ボーデンがなんと「キャプテン・マーベル」・・・これ英断だと思うw
女性監督にはしたかったと思うけど、このチョイスはなかなか凄いと思いますw

キャロルの強さ、気高さと努力って人一倍だとは思うんです。
そりゃ彼女は特別だよ!!

でもね、我々人間は誰しも失敗したり、転んだり、立ち止まってしまうことがある。
それでも立ち上がり、前に進む。
再度挑戦してまた失敗したり、成功したりを止めることはない。

なぜなら、人生は続くから。
それでも生きていくから。
愛する人や、愛してくれる人、愛するものがあるから。

そして、キャロルのように、自分自身のために、自分以外のみんなを救うために、何度も何度も立ち上がり、一度も弱音を吐かず、相手を責めず、ただ率直に問題解決に取り組む崇高な「精神」とスーパーパワーを持った人を我々はヒーローと呼びます。

しかもキャプテン・マーベルの強さ半端ねえww
揺るがなさ半端ねえww

地球人として生まれ、あるきっかけでスーパーパワーを手に入れ、悪夢にうなされながら過去を思い出せず、別の惑星で戦士として鍛え上げられた。
忘れ去ってしまった家族や友人、そして大好きな人。
全ての出来事があったからこそキャプテン・マーベルは生まれた。
そして彼女には「銀河2つ分」ならメッセージが届く・・・。

ニック・フューリーのあの傷の真相がアレってww

電車格闘が一番カッコよかったなあ。
電車の中という限定された空間で、しかも一般人という障害物が多い中やりたい放題ww
危険!とか考えないとこ大好きです。(実際そんな迷惑でもない)

あと、寛いでる姿が普通のブリー・ラーソンのテンションであり、キャサリンでもあるのグッときます!
明らかに凄いのに、全然遠く感じない。
そして、主人公から恋愛事を一切排除したことも、全く不自然に感じず、良き!です。
ちなみにブリー・ラーソンの出演作では「21ジャンプ・ストリート」と「Short Term 12」がちょっとおかしいくらい好きです。「Trainwreck」も好きやけど「Trainwreck」はなんといってもエズラくんが凄い!

ちょっと前まで「この人が出てきたらろくなことにならない」俳優No.1だったオーストラリア人のベン・メンデルスゾーンが今や・・・感慨深いですね。
ということはEGでは・・・とか色々考えちゃいません?!

ジェマ・チェンもどんなに頑張ってもジェマ・チェンだし最高に美しかった。

そしてキャロルの幼少期をなんと「gifted」や「アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル」、今話題の「フラー・ハウス」でお馴染みのマッケンナちゃんがやってるというね!!
そういえば「gifted」「アイ・トーニャ」でも幼少期から他より優れた能力を持ち、前者では猫ちゃんとも仲良しでしたし、よく考えたらキャプテン・アメリカが叔伯父さんだったじゃないか!!
なんちゅー胸熱!!

とにかく、笑いの部分と真剣な部分とアクションのバランスが良くて、とにかくキャロルが強い。
でも普通の人間も強いよ、失敗しても立ち上がる人すべてが尊い、と言ってくれるとても楽しい映画だったから、あんなに不安で見るの怖がってた「アベンジャーズ エンドゲーム」がとっても楽しみになりました!!


日本語字幕:高内 朝子(MCUの字幕が林完治さんじゃなくなったのいつだっけ?慣れないね)
Aya

Aya