ポケベルが鳴らなくて…
間も無く公開となる「アヴェンジャーズ /エンドゲーム」への必修課題。
きっと"彼女"が来てくれるのはわかっているけど、その前に彼女の人となりを知っておきましょうね、というお話。
MCU作品のこれまでの積み重ねと複雑さ故に、一見さんお断りな雰囲気がありますが、今作の物語自体は独立した話ではあるので、これ単体で見ても面白い。
でもやっぱりシリーズ作品を見ているほうがいろいろと繋がる部分や発見もあって、ファンにとってはたまらない作品だといえる。でも四次元キューブの行方とか既にごちゃごちゃだけどね…。
物語の舞台となっているのが90年代中頃ということで、流れる音楽が世代的にグッときた。
女性主人公ということもあり、女性ボーカル、女性バンドの楽曲が多めだったけど、終盤のあるシーンでニルヴァーナの「Come As You Are」が流れたり、ヴァースが来てるTシャツがナイン・インチ・ネイルズの"NIN" Tシャツだったり、オルタナ/グランジ世代にはたまらなかった！
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「マイティ・ソー バトルロイヤル」などで80年代の楽曲が使用されていて、そろそろ90年代もフィーチャーされてもいい頃だと思ってたのですごく嬉しかった。
それにしても、今作の主人公ヴァースことキャプテンマーベルはめっちゃ強かったですね！
演じたのはブリー・ラーソン。笑顔がとてもチャーミングな女優さんです。とびっきりの美人でもないし、スタイルもいいわけでもなく、走り方もちょっと内股の"女の子走り" なんだけど、ひとたび赤と青のスーツに身を包むとすごくカッコいい！
チート？ バランスブレイカー？ オーバーキル？
マーベル最強とは噂で聞いていましたが、覚醒後は有り得ないほど強かった。
おかげでヴィランの影が薄い。雑魚。
ジュード・ロウ演じるクリー帝国の司令官が情け無いほどダサかった…。
また今作では、MCU作品には欠かせないニック・フューリーの若き姿も見ることができます(コールソンも！)。
フューリーといえばアイパッチですが、今作では遂にその謎が明かされます。そんな理由だとは(笑)。
他のシリーズ作品に比べて、随分とお喋りなフューリー。演じたサミュエル・L・ジャクソンの"らしさ"が出ていて、今作のフューリーはすごく好きですね。
で、猫もかわいい。
それから、本編以上に気になるのはお約束のポストクレジット映像。ネタバレは避けますが、とりあえず残されたアヴェンジャーズの面々がお通夜状態。みんなショボーンとしてました…。
さあ、泣いても笑っても残すは「アヴェンジャーズ /エンドゲーム」のみ。楽しみすぎる！
こんな素晴らしい作品を生み出した偉人に敬意を込めて、「THANK YOU, STAN 」
