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キャプテン・マーベルのpeplumのレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
4.1
キャプテンマーベル顔見世興行。
オリジンらしいサイズ感なのでフェイズ3の今みると物足りなく感じるのもすごいわかる。しかしエンドゲーム前にキャロルはこういう人です、こういう行動原理の人です、と顔見世しとかないとエンドゲームが盛り上がらないのでこのタイミングなわけです。

・90年代
ブロックバスタービデオに落ちるところから「90年代映画を始めるよ!」という合図なので現代の映画の感覚だと合わない人は多そう。『アクアマン』の超絶サービス感が欲しい時は合わない。
終盤女子二人で飛行機、といえばリドスコの『テルマ&ルイーズ』への目配せを感じる。
『ザ・プレデター』と同じく90年代アクションを作りたい製作陣の思惑は全部わかって嬉しくなった。
キャロルというかブリー・ラーソンがドタイプなので笑ったり怒ったり表情が全部顔に出てくれてアイドル映画として100点満点。アイドル映画なんて言葉を使ったらキャロルには秒でビーム打ってもらえるのもわかって書いてる。

ドゥニさんの『メッセージ』ひいては『スローターハウス5』なSF描写はかなりツボ。

対立とか対決みたいなものに躍起になる“男の子”的なものをそっとかわして飛行機に乗せられる人に俺もなりたい。
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