きんぱち

キャプテン・マーベルのきんぱちのレビュー・感想・評価

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)
3.4
オープニングの「MARVEL STUDIO」のクレジットで、やられた!というか、完全に持っていかれた感じ!


「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」の合間に公開されたMCU。

1990年代、アベンジャーズ 結成前の物語。

地球で起こった、人類の危機を誰がどうやって解決したのか?

ニック・フューリーはいかにしてアベンジャーズ を結成するまでに至ったのか?



MCUシリーズでこれまで語られなかった、謎を明かすための映画でもあります。

・アベンジャーズ 誕生秘話

・「インフィニティ・ウォー」ラストシーンでのニックの端末は何?

・キャプテン・マーベルって何者?

・ニックの眼帯のワケ

・ニックと愛猫との関係…?


キャプテン・マーベルが「エンドゲーム」序盤から突然現れるので、その為の紹介VTRみたいなモノですね。


MCUの中では、主人公が自らのアイデンティティに悩んだり、これまで信じてきたモノに疑問符が付けられてしまい、苦しんだりと…

人間ドラマの側面が多めだったので、意外に見やすい映画だと思いました。

また前述のとおり、これまでのシリーズでの、Q&Aの要素があるので、マーベルファンには嬉しい小ネタがたくさん出てくる。

ニックとコールソンの若い時も見れました。


主演のブリー・ラーソンは、もともと暗めの映画に出る事が多かった記憶があるんですが、「キングコング」あたりから、SF大作にも出るようになってきて…そして本作で完全に覚醒しましたね。

かなりカッコイイです!


そして何より、スタン・リーへの感謝を伝えている感じはあった。

カメオ出演シーンも、本編のシーンで入り込む隙がなかったのに、超強引に入れた感じ。

コレも、逆に違和感ありすぎて観客の印象に残る結果になったと思う。

マーベル映画での、名物おじさんのカメオ出演が観れなくなると思うと、それはそれで淋しいですね。そういう意味でも、印象的な映画だったとお思います。
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