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アベンジャーズ/エンドゲームのabeeのレビュー・感想・評価

4.5
【集え、正義の旗のもとへ】

いやーー、良かった。
かなり余韻がよくてですね、ずいぶん放置してしまいました、投稿を。(言い訳)

まずMCUの作品群が全てバラバラの監督を起用した上で成功した一因は、とりあえずの完結である「エンドゲーム」まで、スタン・リーが見届けることができたというのがとても大きいと思います。あと製作のケヴィン・ファイギが一貫してプロデューサーを務めたのも大きい。
もちろんこれまでのマーベル作品にも2人とも関わっていましたけど、ここまで一貫して全部っていうのは無かった気がします。
スタン・リーなんてキャスト陣の中でも唯一の皆勤賞でしょ笑
それもこれで最後とは寂しいですね。

ともあれ、単品としては正直「インフィニティ・ウォー」の方が上だったのですが、総括としてこの評価です。

しかし、今作は凄い攻めてましたね。
まず何が凄いっていうと、ソーが頭から最後まで「あのまま」っていうのが凄いです。
これは勇気のいる設定ですよ。だってサッカーで言ったら4・3・3の攻撃的サイドFWですよ、彼は。
にも関わらず最初から最後まで「あのまま」っていうのは面白いです。
「インフィニティ・ウォー」でも感じたことですが、忖度が一切無いですね。
人気のキャラだろうとストーリーの進行上必要であれば初っ端から殺してしまう。
工夫すれば映画が1時間くらい進んでからでも殺せたかも知れないけど、容赦なく初っ端から殺すしね。
イケメンであろうと「あのまま」なのはこれが最後じゃなく先を見据えているから。

実は総集編も兼ねているのが本作。
「インフィニティ・ストーン」の全ての登場シーンをおさらいしてくれます。ちゃんと復習もさせてくれるんですよね。だからといって一見さんでもいけるかと言えばいけませんが…

そして私のMCUきっての推しヒーロー、「アントマン」の活躍が目覚ましい!さすが、「インフィニティ・ウォー」ではみごになってしまっただけのことはありました。
そしてロケット・ラクーン。
加藤さんもまさか自分が「アベンジャーズ」に出るなんて予想だにしていなかったでしょう。しかもスター・ロードより圧倒的に活躍するなんて更に予想だにしていなかったことでしょう。

人類が勝利を勝ち取れるたった一つの選択へ導いたドクター・ストレンジの決断とそれを理解したトニー・スターク。
そして自由の旗、「アメリカ」のもと集いしヒーロー達。
泣きどころはこのあとにもありますが、わたしには「アッセンブル!」が最高潮でした。

ということで、若干ロスってます。
ロスってマーベルのソシャゲばっかりやってます笑

最後のキャップの「自分の人生」を生きてみるくだり、素敵だなぁと思ったんですが、おい、バッキーも連れてってやれ。
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