竜平

アベンジャーズ/エンドゲームの竜平のレビュー・感想・評価

4.9
ネタバレはしないのでご安心を。「マーベル・シネマティック・ユニバース」22作目。1作目から続く通称「インフィニティ・サーガ」の集大成的な位置付けになる、MCU作品のすべてのキャラクターが一堂に会する超特大お祭り映画。

これは要するに、これまでの11年間、はたまたこれまでのMCU、『アイアンマン』から『キャプテン・マーベル』までの21作品をすべて見てきた人へのご褒美に他ならないんじゃないかなと。恐らく1作品でも抜けてたり見落としたりしてたら成立しないであろう感動と興奮。というわけで確実に予習は必要、しかも全作品。こんな一大プロジェクトは映画の歴史の中でも見たことがない。例えばよくある三部作構成のものだったり、『ハリー・ポッター』のような何作も連なるシリーズ、それらともやっぱり重ねてきた年月と回数が違う、が故に重みがすんごい。まぁ年月で言えば例えば『スター・ウォーズ』も凄いけど、あっちはシリーズ毎の期間がだいぶ空いてたりするし、回数で言えば例えば『007』なんかも凄いけど、出ている俳優は変わるしシリーズまとめての繋がりというのもそれほどない。何が言いたいかって、どこにも真似できない作品群、そしてシリーズを打ち出してしまったこの「MCU」という存在って本当に凄いなと思う。偉大。

感想としてはもう最高以外の何物でもないんだけど、敢えて辛口で点数をつけるならばマイナス0.1点。それは自分の中での「完璧」ではなかったというところ。あの部分はあーであってほしかった、あれも見たかったこれも見たかったなどなど、思い入れが強ければ強いほど個人的なそーゆー部分は出てくると思う。出てきて然るべき。すべて描き切るなんて3時間ではとても無理だ。何はともあれ、今後への期待とちょっぴり不安にも胸を躍らせつつレビューを終える。ありがとうMCU。万歳MCU。次回作は「フェーズ3」ラスト、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。
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