19/4/26字幕@大泉#2
「カッコ良過ぎだよ、社長」
アメコミ、いや広くヒーロー映画で初めて泣いた。少し冷静にと思って臨んだ二回目は、もっと盛大に泣いた。映画鑑賞を超えたこれぞ「映画体験」。
ありがとうトニー。
お疲れ様キャップ、いやスティーブ。
エンド「ゲーム」というタイトルを最初に聞いた時は、前作インフィニティ「ウォー」とは違う軽い印象を持った。トニーとネビュラの暇つぶしゲームに始まり、中盤のソーはほとんどゲーム廃人だ。しかしゲームは戦争と違い、きちんとしたルールがあり、必ず終わることも決まっている。そういう制約(運命)の中で必死に生きるヒーローたちを描いた本作には、やはりエンドゲームのタイトルが相応しいと思った。3時間がこれほど短いと感じた作品はない。
ルールといえば、タイムスリップのルールがかなりアレだが、そんなことは問題じゃない。あれは作り手の為に(都合の良い作劇の為に)やってるんじゃなくて、観客(特に長年のMCUファン)への感謝のためにやってるからALL OKだ。にわかファンの私ですらそう思う。
そして、このタイムスリップが面白いのは、単にストーンを集めるという当面の目的だけでなく、傷ついたヒーローたちがそれぞれ必要な人と向き合い、回復して帰ってくる「セラピー」にもなっていることだ。
トニースターク。
「私がアイアンマンだ」で始まり「私はアイアンマンだ」で終わるMCUは、愛すべきバカ社長の成長物語だった。
スティーブロジャース。
”アベンジャーズ↑・・・・アッセンブル↓”は良いセンスだ。鳥肌立った。本作鑑賞後に「ファーストアベンジャー」を再見したら、まあ泣けること。本当に自分の人生を歩んでくれてよかったよ。
集大成として、これまでのシリーズ過去作の価値を爆上げする本作。こんな作品は本当に希少、これぞ素晴らしい「映画体験」だった。
<私のMCUベスト10>
10. ホームカミング
9. インフィニティウオー
8. ガーディアンズ2
7. ソー3
6. ウインターソルジャー
5. アントマン
4. ファーストアベンジャー
3. ガーディアンズ1
2. アイアンマン
1. エンドゲーム
5/01吹替版@大泉#4
吹替も良かった。
トニースタークと野原ひろしを演じる藤原啓治は日本の宝。