ヴェルヴェっちょ

アベンジャーズ/エンドゲームのヴェルヴェっちょのレビュー・感想・評価

4.2
レビューの前にまず白状しますと、アベンジャーズシリーズ初心者です。「アベンジャーズ」(2012)しか観ていない状態で鑑賞したため、薄い内容にならざるを得ないことをご勘弁ください。

アベンジャーズのメンバーを含む全宇宙の生命は、最強を超える敵サノス(ジョシュ・ブローリン)によって半分が消し去られる。大切な家族や友人を目の前で失い、地球に取り残された35億の人々のなかには、この悲劇を乗り越えて前に進もうとする者もいた。
そんな中、地球での壮絶な戦いから生き残ったキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)、ハルク(マーク・ラファロ)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)と、宇宙をあてもなく彷徨いながら新たなスーツを開発し続けるアイアンマン(ロバート・ダウニーJr.)は、決して諦めてはいなかった。
大逆転へのわずかな希望を信じて再び集結したヒーローたちは、失った者たちを取り戻す方法を探る。 残された人々と今ここにいない仲間たちのために、アベンジャーズは最後にして史上最大の逆襲に挑む…。

マーベル関連作、とりわけ「インフィニティ・ウォー」(2018)は見ておくべきだと痛感しましたね。ストーリーのつながりが分かりませんし、ちりばめられたであろう数々の小ネタにも当然ながら気づきませんでしたし、カタルシスの度合いが全然ちがうんだろうと思います。
失われた人々を救うべく奔走する前半のドラマパートは、特にえらい目に遭いました。予備知識の尊さよ…。
そんな私でも、カタルシスを得られるには得られたのですから、やはり驚異的な作品であることには変わりありません。 絢爛豪華なバトルシーンはまさに大感謝祭。サービス精神の塊のような映画です。
ストーリーが3時間超の長尺を必要としたのも頷けます。そしてその長尺をダレさせず、特定のヒーローに偏り過ぎず、決してとっ散らからずにまとめ上げる製作陣の熱意と技量には感服です。本当に感謝、感謝の連続です。

そして、気になるのは、このシリーズは本当に終わっちゃったの?ということ。ネタバレ厳禁のため結末に触れるわけにはいきませんが、あの終わり方をどう捉えればいいのか…関連作を鑑賞しながら考えていこうと思います。