ryodan

プリデスティネーションのryodanのレビュー・感想・評価

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
4.8
2017-01-31

E・ホーク主演。
ハインラインが原作だったんですね。シンプルだけどよく出来てます。こういうアイディアを、自分なりに持っていたんですが、とっくに60年代には存在していたとは。まだまだ知識不足の、所詮素人です。登場人物を少なくして、視覚効果にもほとんど頼らず、見ている側の想像力に任せる手法が、一番好きです。こちら側が勝手に頭の中で伏線を張ってしまう。ホント、時空間をいじる話は傑作揃いです。何故か見終わった後は、大概、すごく切ない気持ちになります。いくら時代をさかのぼってみても、どんなに頑張って過去を変えたとしても、結局結末は変わらない、それ自体が運命そのものだったという切なさ。知っている限り「バック・トゥ~」シリーズだけですね、前向きな結末は。自分が辿る時間の流れと、自分以外の全てが辿る時間の流れ。この二つの時間が、常に平行しているとは限らない。人間の普遍的な願望で、例え時間に逆行しても自分の過去は変わらない、何故ならそれが自分の未来であるから。この発想が素晴らしい。