第88回アカデミー賞作品賞・脚本賞受賞作品。
重い。重い。ひたすら重い。
そしてこれが事実だというからなおさら重い。
カトリック教会の神父による子供への性的虐待の事実を、ボストンの新聞記者たちが暴いていこうという実話に基づいたお話。
ストーリーとしては淡々と事実に迫っていく感じ。とんでもない起伏がある訳でもなく、ひたすら淡々と進んでいく。
そこにリアルさを感じたし、新しいネタが見つかっていくたびに自分にも緊張感が走っていく感じがした。
そして真実にとことん食らいついていこうとする記者たちの魂にも心動かされた。
自分はキリスト教徒ではないから毎週教会に行くわけでもないから、教会が敬虔なキリスト教徒にとってどんなものなのかはあまり把握出来ないでいる。
でもきっと彼らにとっては日常の一部となっていたそんな場所で、驚愕の事実が隠されていたなんてことを知ったら、、、。
自分はこの映画を見るまでこんな事件があったなんてこと知らなかった。でもこの事件はきっとすごい事なんだろうし、それが明るみに出たことはもっとすごい事なんだろうなぁって思った。