たますけ

スポットライト 世紀のスクープのたますけのレビュー・感想・評価

4.0
エンドロールの後に表示されるあるものに胸を締め付けられる。
ドキュメンタリー的な映画なので事実だけを追って淡々と進むストーリー、なのにとても緊迫感がありました。
カトリックの闇の部分にメスを入れた当時の新聞記者たちの情熱はすごい。しかも、単なるスクープで終わらせないように、血の滲むような努力をしたことも伝わってきた。
たった5人のチームで。
取材のシーンは観ているほうもなかなか辛かったな。

しかし、そのチームでさえも、新しい上司が来て指摘するまでそのセンセーショナルな事件を全く取り上げようとしていなかった不思議を、ジャーナリズムの中に根付いている無意識の闇の部分ということで表に出して見せてくれた。

新聞記事が公表された朝の、その静かな描きかたが見事でこちらまで当事者のように胸が熱くなりました。
たますけ

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